【特別区経験者採用】足切り(ボーダー)を超えられる?

【相談内容】

①特別区経験者採用の自己採点で11点でした。大変厳しい点数だったのですが、足切り(ボーダー)突破の可能性はありますでしょうか?

②特別区経験者採用試験(一級職)を受験し、採点を行ったところ、15点でした。この点数は足切りを超えているでしょうか。

また、論文は、先日の講評動画をもとに自己評価すると、悪い評価であると推察されます。この状態で面接対策を行うべきでしょうか。

【はじめに】

今回はお2人の方から似たような質問を頂戴いたしましたので、それぞれに回答したいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

足切りについて

まずは足切りについて、というところですね。

15点の方、11点の方、それぞれにご案内したいと思うんですけども。まずは15点でしたという方。

15点教養試験で獲得できているのであれば、まずほぼ確実に足切りは突破できていると考えます。例年、特別区経験者採用試験の場合には13点~14点が一つの目安になりますけれども、今年は講評動画でもご案内申し上げた通り、全体的にやや難化したと私どもは見ております。

それを踏まえますと、例年でも15点なら足切りを突破できるというところになるので、このくらいのスコアであれば安心していただいても大丈夫かなと思います。

ただし、11点でしたという方に関しましては、確実に足切りを突破できている、そういう風に申し上げることは残念ながらできません。先ほども申し上げた通り、例年の足切り点は13点~14点が一つの目安になってこようかと思います。

難化したことを踏まえますと、ボーダーのスコアが1点、2点落ちるということは大いに考えられます。ただし、その場合であったとしても、11点というのはおそらく当落線上にいる。

そういう風に捉えていくのが一番妥当かなと思います。ですので、確実に突破しているとは言えません。

ただ、そうは言っても可能性が全くないラインということでもございませんので、もしかしたら突破しているかもしれない。そういう表現をここではさせていただきたいと思っております。

面接対策を行うべきか

その上で、面接対策に入るか・入らざるべきか。ちょっと迷っているという方もすごく多いと思うんですね。質問者さんは自分なりに「ちょっとどうだったのかな…」と考えてみたところ、あんまり良くなかったんじゃないか、そういう風に感じてらっしゃるようです。

おそらく、質問者さんだけではなくて、これを見てくださってる多くの方が「論文ちょっとやっちまったな…」っていう感じを持ってらっしゃるんじゃないでしょうか?じゃあ面接対策、それを踏まえてやるべきか・やらざるべきかというところなんですけれども。

結論から申し上げますと、私は面接対策に取り掛かった方がいいんじゃないのかと考えております。どうしてだよ?と。

教養試験のスコアによっては足切りになっちゃう可能性もある。あるいは、足切りを超えたとしても論文の評価がイマイチだった場合には面接には進めないんだろ?

それなのに面接対策をやるべきなのかよ?ここに関して、おそらく「ん?」って感じる方も多いと思うんですね。

ですけれども、何故私がそれでも面接対策に進むべきだと考えているのか、理由を申し述べたいと思います。まず、皆さん方が思ってらっしゃる通り、面接に進めるかどうかというのは正直言って現段階では分かりません。

面接対策に進める可能性もあれば、進めない可能性もあるわけですよね。ということは、それぞれの場合で皆さんにとってどんな打ち手がベストなのか、これをそれぞれに考えてみるのが良いんじゃないかと思うんですよ。

じゃあ、まずは面接に進めた場合。すなわち、1次試験を合格した場合を考えてみたいと思います。

この場合には、言うまでもないですけども面接対策をやっておいた方が良いに決まっていますよね?どうしてか?

これは講評動画とか、それ以外のところでもご案内をしているところですけれども、特別区経験者採用試験、1次試験の合格発表から面接本番まではだいたい一週間前後しかございません。しかも、面接の時間は長く、深掘りの程度も他の試験種よりは明らかに厳しい。

それを踏まえますと、一週間で仕上げるというのはどう考えても現実的ではないように思われます。それを踏まえますと(1次試験を)通った場合を考えるのであれば、明らかに面接対策はやっておいた方がいい、そういうことが言えそうですね。

では、落ちてしまった場合、すなわち1次試験で不合格になった場合。こちらの場合はどうなんだと。

もしかしたら皆さん方としては「1次で落ちてしまうんだったら今年面接対策してもしょうがないじゃないか…」と思うことでしょう。確かにおっしゃる通りなんですけれども。

ただ、そこにはどういった視点が欠けているのかというと「来年」という視点が欠けているように思うんですね。例えば、ここから1次試験の合格発表まで面接対策しっかりやったとするじゃないですか。

自分なりに答えるべき内容を整理したり、発声練習をしてみたり、模擬面接をしてみたり。そういった努力を重ねたとしますよね。

その場合、結果として1次試験落ちてしまったとしても、そこで重ねた面接対策。そこで培った能力というのは、来年特別区経験者採用にリベンジをかましていくときに絶対に役に立つはずですよね?

特別区経験者採用試験に限りませんけれども、社会人採用の場合、特に独学で挑んでいる方に関して申し上げますと、2年、3年連続して再チャレンジを続けてらっしゃるという方は結構ザラにいらっしゃるんですね。それを踏まえますと、例えばこれを見てくださってる皆さんも「たとえ今年ダメだったとしても来年もアタックしたい」そういう風に思ってらっしゃるんじゃないでしょうか?

だとするのであれば、今年面接対策をしておくということは、来年の役にも立つわけですよね。何が言いたいのかというと、仮に1次試験を通過しなかったとしても、それは無駄にはならないということなんですよね。

こういう風に、時間軸を今年だけではなくて、来年とか再来年そういったところまで拡張してみますと、たとえ1次で落ちてしまったとしても、面接対策をやっておくことは無駄にはならないわけです。

ということを踏まえて考えてみますと、1次試験に通過した場合には面接対策は当然やっておいた方がいい。1次試験通過できなかった場合も、来年、再来年のために今年やっておくことは無駄ではない。

ということは、どちらのケースであったとしても、面接対策を今年やっておくことは無駄にはならないということになりますね。こういった理屈がございますので、私どもGravityとしては、1次試験通過してるかどうか分からないという方であったとしても、トライする価値、チャレンジする価値は大いにあるんじゃないかと考えております。

Gravityから再度アナウンス

これに関連してなんですけれども、1次試験が終わったタイミングから、かなり多くの方々からGravityにお問合せをいただいております。

具体的に申し上げますと「Gravityで模擬面接を受けてみたい!」ですとか「面接対策の講座を受けてみたい!」という声を、ありがたいことに多くの方から頂いております。

ただし、これはどなたにも申し上げておりますし、これを見てくださってる皆さん方に対しても申し上げなくてはならないんですけれども。大変恐縮ではありますけれども、Gravityでは内部のコース生にしか模擬面接、あるいは面接対策に関するサービスを提供しておりません。

すなわち外部の方に対して、これから面接対策のサービスを提供することはできないんですね。もちろん私どもGravityとしては、Gravity生だけではなくて、多くの受験生に特別区経験者採用試験の対策を頑張って欲しいな、とは思っております。

しかし、私どもGravityは講座説明会やセミナーにおいて「特別区合格講座のご利用者様にしか面接対策、論文対策、これに関するサービスは提供いたしません」とアナウンスをして参りました。これは言い換えますと「外部の方に対してはサービス提供はしません」こういう風に宣言をしてきたことに等しいわけです。

にもかかわらず、この土壇場になって「やっぱり外部の方に対してもサービスを提供していきます」ということになると、これは今Gravityに通っている方々に対する裏切り行為に他ならないと、私どもは考えております。そして、我々はそのような形でGravityを選んでくださった方々に対する背信行為、あるいは裏切り、こういったことがあっては決してならないと考えております。

ですので、本当に申し訳なく思うんですけれども、外部の方々、あるいは一般の方々に対しては面接対策のサービスを一切提供することは出来ません。大変申し訳ないんですけれども、これはGravityを選んでくださった皆さん方との誓いでございますので、何卒ご理解いただければと思っております。

とは申しましたけれども、Gravity以外にも特別区経験者採用試験について、面接対策の講座を提供している予備校・塾、こういったものは存在しておりますので、講評動画でもご案内申し上げたところですけれども、ぜひ皆さん方にあってはしっかりした予備校・塾、こういったところを選んだ上で面接対策に励んでいただきたいと思っています。

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