【相談内容】
神奈川県庁キャリアフリー（中途採用）を受験し、二次の面接で落ちました。
プレゼンテーションを失敗してしまったので、心当たりはあるのですが、緊張ほぐしの面接冒頭で「わざわざ？はるばる？東京からありがとうございます」と言われた事と、二次の面接シートの資格欄に、予め運転免許証の有無を回答する欄が設けられていて、更に面接でも運転免許が無いことを確認されました。
住所が県内にあることと、運転免許がある事は、重要事項なのでしょうか？
【はじめに】
なるほど。
それぞれ気になってらっしゃるところにお答えをしていきたいと思います。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
住所について
まず１点目に、住所についてですね。すなわち、神奈川県庁を受けていくなら神奈川県内に住所がないと受からないのではないか、そういう風に感じてらっしゃるわけですけれども、この点に関して、結論から申し上げますと神奈川県内の住所でなかったとしても最終合格は十分に可能であります。
まず、今年Gravityにおきましては神奈川県庁キャリアフリー（中途採用）で複数名の最終合格者（３位合格など）を輩出しております。
この合格者のうち、中には神奈川県内に住所があるという方もいらっしゃいましたけれども、神奈川県内ではなくて都内に住所がある方も最終合格を無事に果たしてらっしゃいます。
ですので、私思いますには、神奈川県内に住所があろうがなかろうが、本質的には何も問題ではないと思っております。
免許について
２点目に、運転免許証についてでありますけれども、ここに関しても免許がないからといって不利に働くといったことは私はないと思っております。
まず、運転免許証を持っているかどうかの確認に関しては、神奈川県庁のキャリアフリー採用だけではなくて、それ以外の様々な自治体においても一般的に聞かれる質問なんですね。つまり、県庁だけではなくて国家公務員とか市役所とか特別区とか、こういったところでも単に確認のために「持ってます？」って聞かれるだけなんですね。
例えば、私自身が大学院生時代に某県庁を受験していたときですけども、ここでも「運転免許証は持ってらっしゃいますか？」って聞かれまして。そのとき私は運転免許を持っていなかったんですね。
ですので、正直に「現在は持っておりません」と答えていました。そのあとに「運転免許を取得される予定はありますか？」と聞かれたので、私自身は大学院を修了する直前に合宿に行って運転免許を取ろうと思っていたので、そのことを素直に伝えたんですね。
結果として、きちんと最終合格を果たしておりますので、面接の時点において免許を持っていなかったからといって、それが不利に働くとかそういったことは私はないと思っております。
プレゼンテーションの重要性
３点目に、プレゼンテーションの重要性についてですね。
質問者さんがどういった内容だったのかは分かりませんけれども、プレゼンテーションにおいて失敗をしてしまったとご自身では認識をされてらっしゃるようです。その失敗というのが、例えばプレゼンテーションの構成そのものが失敗してしまったのか。
あるいは、ものすごく時間が短くなってしまったとか、内容そのものが飛んでしまったのか。どういったものなのかというのは分かりません。
しかし、神奈川県庁のように５分間もプレゼンテーションを要求する組織においては、やはりプレゼンテーションというものはそれなりの重要性をもって参ります。とくに神奈川県庁もそうですけれども、プレゼンテーションは面接の冒頭に行われる可能性が非常に高い。
その意味で、そこでうまくいくのかどうかというのは、やはりその後の面接での質疑応答の雰囲気にも明らかに影響を及ぼします。この点、Gravityの受講生（最終合格者）はこのプレゼンテーションの構成段階で非常に内容を練り上げていたなと思いますし、時間に関しても５分ピッタリとまではいかないにしても、ある程度の長さをキッチリ話せるようにトレーニングをしておりました。
もちろん、プレゼンテーションさえよければ最終合格できるのかというと、そうは問屋が絶対一個も卸さないというのは事実ではあろうと思います。しかし、５分間のプレゼンテーションというのはやはり時間として決して短いものではありません。
となると、その５分間というある程度の長さの中で、面接官の皆さん方に対する印象はある程度形成されてしまうと考えた方が自然だと思います。その意味において、今年はプレゼンテーションで失敗してしまって、残念な結果に終わってしまったということだったんですけれども、ぜひ来年、あるいは再来年にリベンジをしていきたいということなのであれば、まずは面接の冒頭に行われる５分間のプレゼンテーション、ここを徹底的に磨き上げるということを意識していただきたいと思っております。
とくに、この５分間のプレゼンテーションについては、多くの受験生があまりにも大量の情報を詰め込みすぎて、結果として内容が複雑になっていて、面接官に何も伝わっていないんじゃないかと思えるものが非常に多いです。ですので、来年リベンジをしていくときには入れ込む情報をきちんと取捨選択して、ある程度削ぎ落とした上で、内容がシンプルな構成になっているのか、簡潔なものになっているのか。
こういったところを徹底的に意識していただきたいと思います。
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