今回は、札幌市社会人採用 倍率や難易度についてというテーマでお届けしたいと思います。
この記事を読んでくださっている皆さん方の多くは、すでに今年の札幌市社会人採用ですね、受験を検討している段階だと思うんですけれども。中には、今年初めて札幌市を受けるという人もたくさんいると思います。
でもそういった方々からすると、札幌市の倍率はどのくらいなのか?とか、難易度はどの程度なんだろう?とか、どういった特徴があるんだろうか?とか。こういったところが気になると思うんですね。
ですので、今回の記事では、主に初学の方向けに倍率・難易度・札幌市の特徴についてご案内していきたいと思います。
倍率
まずは、札幌市社会人採用の倍率についてご案内します。札幌市社会人採用の試験実施状況から引用していきます。
令和5年度 | 28.8倍 |
令和4年度 | 23.2倍 |
令和3年度 | 26.0倍 |
※試験実施状況 社会人経験者の部より引用
これ以前の年においても、札幌市は20倍を切ることはまずないということで、倍率自体は20~30倍に落ち着くことが非常に多い。これが1つ目の特徴であります。
難易度
次に、札幌市社会人採用の難易度についてご案内します。結論から申し上げますと、難易度自体は低くはないというのが私どもの見解です。
先の倍率のところでご案内したところですけれども、札幌市の倍率は例年20~30倍近くに達しています。この30倍というのは、全国色々ある社会人採用の中でもかなり高いもののうちの1つとなっています。
したがいまして、倍率がこれだけ高いということを考えると、少なくとも難易度が低いとはなかなか申し上げられないというのが正直なところです。
もちろんこれ以外の記事でも触れているように、必ずしも倍率=難易度というわけではございません。しかし、例年倍率が30倍に迫る勢いであるということを考慮しますと、やはり難易度が低いとはとても言えないというのが正直なところであります。
したがいまして、本試験においても、おそらくほんの数点の差が勝負を分けるという形になってこようかと思います。その意味では、どなたにとっても油断のできない試験であるということは言えようかと思います。
ということでまとめますと、札幌市社会人採用の難易度は低くはないというのが私どもの印象です。
1次の倍率が高い
ここからは、先ほどの倍率や難易度を踏まえながら、札幌市社会人採用の特徴をご案内していきたいと思います。様々なものがあるんですけれども、ここでは端的に3つのものを紹介していきたいと思います。
1つ目が、1次試験の倍率が高いということであります。昨年の試験実施状況をご覧いただくと、下記のようになっています。
受験者数 | 604人 |
1次面接対象者 | 101人 |
※試験実施状況 社会人経験者の部より引用
600人が挑んで100人しか面接にすらたどり着けない。すなわち、6人中1人しか筆記を突破できない。こういった特徴が札幌市にはございます。
この1次試験の段階での倍率の高さというのは、例えば人気自治体である特別区、それ以外にも横浜市等がありますけれども、こういったところと比較しても、非常に1次の段階での倍率が高いというのが札幌市の特徴となります。
だからなんだよ?という話になるわけですけれども。ここから言えることとしては、明らかに筆記試験対策を油断してはいけないということが言えそうですよね。
すなわち、筆記試験のタイミングでの倍率がすごく高いわけですから、当然のこととして筆記試験対策を抜かりなくやっておく必要がある。こういうことが札幌市に関しては言えようかと思います。
択一は対策しやすい
2つ目が、とはいえ教養試験の対策は非常に立てやすいということであります。
例えば札幌市以外の自治体の場合には、数的処理・文章理解・人文科学自然科学・社会科学・時事という形で、非常にたくさんの科目を対策していく必要がございます。
ところが、札幌市の場合にはどうなのかというと、札幌市は3科目だけしか教養試験の科目がないんですね。数的処理・文章理解・社会事情の3科目だけで対策が完了します。その意味では、対策がとっても立てやすいということは言えそうですよね。
科目が増えれば増えるほど、忙しい社会人の方にとってはちょっと面倒だな…対策しんどいな…とかなると思うんですけども。3科目だけだったら確かになんとかなりそうだなという感じがしますよね。
ということで、教養試験の対策は非常に立てやすいというのが札幌市の特徴であります。
具体的に教養試験でどういった科目が出てくるのか?とか、どんな問題が出てくるのか?特徴はどんなものか?対策どうしたらいいのか?こういったことについては、また後の記事でもご案内していきたいと思いますので、ぜひ当サイトをブックマークしていただければと思います。
いずれにしても2つ目の特徴としては、教養試験の対策は非常に立てやすいというものであります。
職務経験論文で差がつく
3つ目が、職務経験論文で差がつくということであります。
先に私は、教養試験は非常に対策が立てやすいということを申し上げました。ということは当然のこととして、教養試験ではあまり差がつかないということになってきますよね。
じゃあどこで差がつくんだ?ということになりますけれども。筆記試験で課されているのは、教養試験と職務経験論文試験ですよね。教養試験では差がつかないということは、職務経験論文のほうで差がついてくるということが言えようかと思います。
職務経験論文については、おそらく実際に書いたことがないとか、あまり対策しようと思ってないとか、そういった方もすごく多いと思うんですけれども。少なくとも札幌市社会人採用の倍率を考えたときには、どう考えても職務経験論文についてもしっかり対策しておく必要があろうかと思います。
皆さん方の多くがおそらく、ついつい対策を立てやすい教養試験のほうにリソースを配分してしまうと思うんですけども。札幌市の場合にはそうではなくて、どちらかというと職務経験論文の対策に軸足を置いてほしいと申し上げておきたいと思います。
ですので、ぜひ皆さん方にあっては、当日ノリでなんとかなるでしょ!という感じではなくて、しっかりと論文を書き上げていく・準備していく。そういったマインドセットを持っていただきたいと思います。
となりますと、どういった対策をすればいいのか?という話に即座になるわけですけれども。論文対策の一丁目一番地、基本のキはどこまでいっても過去問の対策であります。札幌市は問題例を転載することが禁止されていますので、ここで紹介することはできないんですけれども。
ただし、過去問のテーマですね。こういったテーマが問われていますよというものにつきましては、Gravityでテーマを一覧でまとめています。
下記にリンクを掲載しておきますので、論文対策をこれから始めていこうと思っている皆さん方は、テーマ一覧をご覧いただいた上でご自身なりに対策を進めていただきたいと思います。
なお、私が運営しているYouTubeチャンネルにおいても札幌市の論文対策や論文の特徴について、以降動画を公開していきたいと思いますので、ぜひチャンネルを登録しておいていただければと思います。
ということで、今回の記事でお伝えしたい内容は以上となります。
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