今回は、仙台市社会人経験者採用 面接試験対策というテーマでお届けしたいと思います。
6月26日、仙台市社会人経験者採用試験における1次試験の面接試験対象者が発表となりました。おそらくこの記事を読んでいる方の多くが、1次試験の面接対象者になったのではないかと推察いたします。本当におめでとうございます!
ここからはいよいよ面接試験ということになってくるわけですけれども。Gravityの仙台市受験生の多くは、1次試験が終了した段階ですでに面接試験の準備に入っています。
ですけれども、中には今日から面接対策を始めるという方もいるかと思います。ですので、今回はそういった方々に向けて、仙台市の面接対策をどういう形で進めていけばいいのか、あるいはここを注意してくださいねというポイントについてご案内していきたいと思います。
大まかに申し上げますと、まずは仙台市社会人経験者採用における面接試験の重要性、次に面接試験の概要、さらに一番最後のところでは皆さん方に必ずおさえてほしい4つのポイントをご案内していきます。
面接の重要性
以降では、1次試験における面接を念頭に置いてご案内していきたいと思います。
まずは面接試験の重要性についてご案内します。そんなのわかってるよ!という方もいるかもしれませんけれども、ここについては改めて強調しておかなくてはなりません。
まず、仙台市の1次試験全体の配点は800点という形になっています。そのうち、1次試験における面接が800点中何点を占めているのかというと、800点中600点となっています。すなわち、全体の4分の3が面接によって評価が決まるということになっています。
これを考えますと、明らかに面接試験は最も重要性が大きいというのは言うまでもございません。特にこのことを意識しなくてはいけないのは、教養試験と論文試験の手応えがもう1つだったな…という方々です。
おそらくこの記事を読んでいる皆さん方の中には、教養試験あるいは論文試験の手応えがありましたという方もいれば、イマイチでした…という方もいると思うんですね。イマイチだったという方々の中にも当然、今回面接試験を受けることになった、すなわちなんとか1次面接の対象者になったという方はいらっしゃるかと思います。
ですが決して忘れてはならないのが、皆さん方がこれから戦う相手の中には、教養も論文もかなりのハイスコアを取っている人が大勢いるという事実です。
すなわち、もしも皆さん方が教養と論文についてギリギリで通過している場合には、その時点で不利な状況で面接に挑まなくてはならないということであります。
ですから、もし教養・論文の手応えがイマイチだった場合には、面接試験では絶対に失敗することはできません。その意味で、決して手抜かりをしてはならないというのが1次試験における面接です。
ですので、ぜひ皆さん方、各々の手応えはバラバラだとは思うんですけれども、配点の4分の3を面接試験が占めているというのは事実なので、「ここからが本番なのである」と重要性を感じた上で面接対策に入っていただきたいと思います。
面接の概要
次に、面接試験の概要についてご案内します。ここでも、1次試験の面接を念頭に置きながらご案内してまいります。
まず試験会場は例年、泉区役所となっています。懐かしいですね。私自身も泉区役所で面接試験を受けました。なかなか味のあるイイ感じの庁舎ですよね。
次に面接形式ですけれども、これは例年、2対1の個別面接となっています。私自身が受験をしたときも2対1の個別面接でしたし、例年Gravityの受験生からの情報においてもやはり2対1という形になっていますので、皆さん方が今年お受けになる際にもおそらく2対1という形になってこようかと思います。
で、面接官ですけれども。1人がわりと年配で管理職かなという感じの方、もう1人が比較的若手の方というパターンが多いかなと思います。ちなみに、私自身が受験したときもそういったスタイルでございました。
最後に面接の時間ですけれども、これは例年、実質15分程度となると予想されます。控室等でのアナウンスは「20分くらい」ということが多いんですけれども、Gravity受講生からの情報をもとにすると、だいたい15分程度がボリュームゾーンになってくるかなという印象ですね。
私自身も、実際に受験をしたときに面接の時間を計測していましたけれども、だいたい15分ちょっとで終了しました。ですので、皆さん方もだいたいそのくらいの時間になるのかなと思っておいていただければと思います。
①長話をしない
ここからは、皆さん方が面接試験を受けるにあたって絶対におさえてほしい4つのポイントについてご案内していきます。この4つのポイントについては、すべての受験生がおさえておくべきポイントだと私は思っています。
とくに、今年初めて仙台市社会人採用を受ける方。この4つのポイントは必ずおさえなくてはならないものになってまいりますので、ぜひ集中して読んでいただければと思います。
ポイントの1つ目が、長話をしないということであります。当たり前じゃん!と思う方もいるかもしれませんけれども。これはですね、仙台市を念頭に置いたとき、とくに仙台市の1次試験を念頭に置いたときには非常に重要になってまいります。
どうしてかというと、先に私は皆さん方に、仙台市の面接時間1次ではだいたい15分くらいということを申し上げました。だから何なの?という話なんですけども。
要するに面接の時間が非常に短いんですよね。一般的な市役所試験の場合には、もちろんこれが1次試験なのか最終面接なのかにもよりますけれども、一般的には20~25分程度がボリュームゾーンになるかと思います。それと比較すると15分程度というのは非常に短い。
そして、あくまで15分程度というのはアベレージでございますので、人によっては15分よりも短い時間で終わってしまう方もいるわけですね。となってくると、やっぱり面接の時間が非常に短いということがわかります。
だとすると、ですね。面接官からすると、受験生にダラダラ話してほしくないと思っているはずなんですよ。すなわち時間が短いんだから、テンポの良いラリーを求めているに違いないと私は思います。
ですので、例えば、残念ながら前の年仙台市が不合格になった方に面接の再現をちょっと見せていただけますか?と伺うと、回答があまりにも長い方がすごく多いです。
すなわちダラダラと長話をしてしまい、結果としてあまり多くのラリーができず、PR不足に陥った結果として残念な結果に終わっている、と。そういう方がすごく多いなと感じています。
自分のPRをしたいので色々な補足情報を盛り込みたい!という気持ちはよくわかるんですけれども。時間が15分程度しかないということを考えると、つらつらと長話をしている時間は残念ながらございません。
ですので、ぜひ皆さん方は、とにかくクイックな話をしていく・コンパクトにまとめていく、つまり長話はしないというのは念頭に置いていただきたいと思います。
②面接カードへのツッコミ
2つ目が、面接カードにツッコミを入れてみるということであります。どういうことかご案内いたしましょう。
まず、今年度の仙台市の面接カードは下記のような内容だったと思います。
②自己PR
③地域活動等
④長所
⑤短所
皆さん方はこれらの項目について、あらかじめ入力した上ですでにエントリーを終えているわけですよね。だからそれ以上何を考えなきゃいけないんだよ!と思うかもしれませんけれども。
面接においては、その面接カードに対して面接官から質問(ツッコミ)が来るわけですよね。だとしたら皆さん方は、面接カードを前提としたときに、そこにどういったツッコミがあり得るのかを明らかにあらかじめ考えておかなくてはいけないですよね。なぜか?面接試験は、面接カードに対する面接官からのツッコミという形でなされていくからです。
例えば、皆さん方は志望動機のところで、どうして仙台市を志望しているのかをお書きになったと思います。おそらく人によっては1つの理由を書いてみたり、あるいは2つくらい理由を書いているかもしれませんですけれども。おそらくその内容に対しては、ツッコミというのが十二分にあり得ようかと思います。
例えば、わかりやすいところで申し上げると、「これ仙台市の志望理由書いてくださってますけれども、国家公務員とかって考えませんでした?」というツッコミは十二分にあり得そうな感じがしますよね。
あるいは「この志望動機だと宮城県庁でもいいのかなという印象もありますけど、どうですか?」とか、十分あり得ますよね。
さらに「今お住まいの○○市役所でもこういうことってできると思うんですけど?」とか。こういったツッコミは容易に想定できますよね。
こういった形で、面接は基本的に面接官からのツッコミという形で進んでいきます。そして、最もツッコミが起きやすいものとしては面接カードからという形になってきますので、ぜひ皆さん方にあっては、ご自身の面接カードを念頭に置いたときにどういったツッコミがあり得るだろうか?まずはここから面接対策に着手してほしいと思います。
なお、仙台市の1次試験で実際に聞かれた質問等については、下記の教材にて提供中です。
③取り組みたい分野
3つ目が、取り組みたい分野の言語化であります。おそらく皆さん方としては、「いや、取り組みたい分野って面接カードに記入する項目もなかったし、そんなにガードを固めなくちゃいけないのかな?」そう思う方もいるかもしれません。
ですけれども、「取り組みたい分野」は公務員試験の面接における3大質問の1つであります。ですので、皆さん方は絶対に準備をしておかなくてはなりません。すなわち、仙台市役所に入庁してから主にどういった分野に取り組みたいのか?携わりたい分野は何か?ということですね。
これについては、どの分野だとダメということはございません。ですけれども、少なくとも皆さん方は聞かれる覚悟をしておいた方がいい。面接カードにたとえ取り組みたい分野について記載する項目がなかったとしても、基本的には絶対に聞かれると思っておいたほうがいいです。
実際に、昨年Gravityから仙台市に合格した方が1次試験で聞かれた内容をここで紹介してみたいと思います。
①仙台市役所で取り組んでみたい仕事の分野はありますか?
②その分野について仙台市が抱えている課題を踏まえて、どのようなことに取り組みたいですか?
これはあくまで一例に過ぎませんけれども。Gravityでは複数の合格者が出ており、その受験生どなたに聞いてもこういったことを1次試験で聞かれているんですね。ですから皆さん方も、やはり取り組みたい分野についてはしっかりガードを固めておく必要があります。
そして、さらに強調しておきたいのが、単に取り組みたい分野を準備するだけではダメだということです。今ほど、実際に仙台市の面接官から聞かれた内容を紹介しましたけれども、その文面の中に「仙台市の課題を踏まえて」という文言がありましたよね。
すなわちここで何を準備しなくてはいけないのかというと、単純に自分はこういう分野をやりたいだけじゃダメなんだということです。単に自分がやりたいだけではなくて、仙台市がその分野についてどういう課題を抱えているのか?ここについても言語化をしておかなくてはならないということなんですね。
なぜかというと、「仙台市が抱えている課題を踏まえて」と前提が置かれてしまっているからです。ですから皆さん方は、仙台市がその分野についてどういった課題を抱えているのか?それをきちんと市が公表している資料などを踏まえた上で言語化しておかなくてはなりません。
繰り返しになりますけれども、取り組みたい分野について言語化は絶対にしなくてはいけないんですけれども、それと同時に、仙台市が抱えている課題を踏まえた上でこういう分野をやりたいですと話せるのがベストかなと思いますので、単にこういう分野をやりたい!だけで終わらないようにしてほしいと思います。
④職務経験を踏まえた自己PR
4つ目が、職務経験を踏まえた自己PRであります。
まず、皆さん方が今回お受けになっている枠は社会人経験者枠ですよね。ということを踏まえますと、皆さん方は当然のこととして社会人経験を積んでいる、すなわち即戦力となれる人材であるということが重要になってくるわけです。
そして、面接官側も当然「社会人経験があるわけだからそれをどう活かせるんですか?」この部分についてきちんと説明してほしいと思っているわけです。
ですから皆さん方は、必ず自分の職務経験を踏まえながら、そこでどういう力を培ったのか、こういったことを前提に自己PRを組んでいくべきであります。
この自己PRについては、1次面接において一番最後で聞かれることが比較的多い印象であります。実際に、昨年のGravityの合格者がどういった質問をされているのか、ここで紹介してみたいと思います。
①最後に今までの職務で培った力をどう活かしていきたいかを含めて、自己PRしてください。
自分が職務でどういう経験をしてきたのか、どういう風にそれを仙台市で活かせるのか、こういうことを聞かれていますよね。ですから皆さん方も、しっかりと自分の職務経験を踏まえたPRになっているかどうか、改めて振り返ってみてほしいと思います。
そして、さらに注意をしておきたいのが、実はこの自己PRについては変則的な質問というのがあり得るんですね。実際に、Gravityの合格者が聞かれた内容について引用してみたいと思います。
これの何がトリッキーなのかというと、「記載した内容以外で」という指定が加わってしまっていることですよね。
すなわち、先に皆さん方には面接カード云々のところで触れたと思いますけれども、皆さん方はすでに自己PRとか長所とかについて面接カードに記入していると思うんですよ。ところが、先に紹介した質問②においては、そこに書いたもの以外でPRをしてくださいと要求してきているわけですよね。
だとすると、皆さん方はどういったことを準備しなくてはならないのか?どう考えても下記の2つのことを準備しなくてはならないですよね。
②そのPRポイントを仙台市でどう活かせるのかを言語化すること
ということで、皆さん方としては、面接カード以外のものについても準備しなくちゃいけないんですか?と思うかもしれないんですけれども、これがやはり面接の恐ろしいところで。面接カードに記載した内容だけではなくて、それ以外のところからだって面接官はたくさんのことを聞いてきます。
ですから、面接カードの準備を固めておくはもちろん一丁目一番地、基本のキにはなってくるんですけれども。ぜひ皆さん方、「それ以外には」とか「面接カード以外で」とか、そういったトリッキーな質問も十二分にあり得るんだということは把握しておいてほしいと思います。
おわりに
ということで、仙台市における面接試験の重要性、概要、さらに受験生全員におさえておいてほしい4つのポイントについてご案内しました。
これらのポイントをしっかり意識するだけでも、かなりレベルが上がってくると思いますので、ぜひ面接試験の前の段階でしっかりと準備しておいてほしいと思います。
さて、この記事の中で、Gravityの仙台市合格者の情報をもとに様々なことをご案内してきましたけれども。Gravityでは毎年、仙台市に最終合格者を輩出しています。
そして、こういった方々の情報をもとにして、皆さん方受験生に対して様々なサービスを提供していますので、ぜひこちらについてもご利用いただければと思っています。Gravityで提供している各種サービスについては、下記リンクよりご覧ください。
あわせてGravityでは、仙台市受験生に向けた仙台市専用の公式LINEで情報提供も行っています。おそらく間違いなく役に立つ情報が様々あると思いますので、まだGravityの公式LINEにご登録いただいていない場合には、そちらについてもあわせてご確認・ご登録をいただければと思います。
ということで、皆さん方にご案内したい内容は以上となるわけですけれども。皆さん方が今回の内容を参考にして1次試験をしっかりと突破して、そして最終合格を勝ち取られることを心からお祈りしております。ぜひ最後まで頑張ってきてください!
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