【仙台市社会人採用】教養試験対策 試験内容と科目を把握しよう!

今回は「仙台市社会人採用 教養試験対策」というテーマでお話をしたいと思います。

まずは教養試験の重要性からご案内していきたいと思います。

教養試験の重要性

この重要性を考えるにあたって、一番手っ取り早い方法としては、やはり配点を見てみることだと思います。

仙台市社会人採用試験においては、教養試験、論文試験、面接試験ですね。第一次試験ではこの3つが課されることになってまいります。

そして、試験案内を見てみますと、教養試験が100点、論述試験が100点、そして個別面接が600点という配点になっております。

この配点を見ますと、面接の配点が非常に大きいので、「いや、結局面接勝負じゃん」と思う方も多いと思うんですね。

で、それは確かにその通りなんですけれども、ここで忘れてはならないのが、一次の面接試験を受けられるのは筆記で一定点を超えた人だけなんですよね。

これを踏まえますと、確かに面接試験は非常に重要になるわけですけれども、やはり入口のタイミングでは、教養試験の対策をしっかりと行っていく姿勢は重要になってくると思います。

特に仙台市の場合には、倍率が全体的に非常に高いということもありまして、合格・不合格というのはかなり僅差での勝負になってくると思います。これを踏まえますと、やはり教養試験の重要性はそれなりに高いと言わざるを得ない、というのが私の考えです。

1次試験の倍率

次に、教養試験の倍率についてご案内していきます。

最新の試験実施状況を見てみますと、事務区分は申込者数605人、受験者数516人、第一次試験合格者数73人です。したがって、事務区分の第一次試験倍率は約7.1倍。ここはやはり、他の自治体と比べてもかなり高い水準だと見てよいと思います。

具体的に申し上げますと、例えば仙台市以外に人気のある政令指定都市として横浜市がありますよね。同年度の横浜市社会人採用は、受験者766人に対して第一次試験合格者176人でした。したがって、第一次段階の倍率は約4.4倍という形になります。

もちろん制度が完全に同じではありませんので単純比較はできませんが、それでも仙台市の倍率が一次段階でかなり厳しいということは見えてくると思います。

これを踏まえますと、やはりなおさら教養試験対策を抜かりなくやっておくというのは、非常に重要なことではないかと考えております。

面接が大事なのはその通りです。ただ、そもそもその面接に進むために、最初に筆記でふるいにかけられるわけですから、仙台市を受けるのであれば、教養試験を軽く見ないこと。ここは大事にしていただきたいと思います。

問題の難易度

次に、問題の難易度についてご案内していきたいと思います。

仙台市社会人採用の問題の難易度は比較的易しめ、という形になっております。

何を根拠にそう申し上げているのかと申しますと、公式HPに掲載されている例題の難易度ですね。

仙台市は過去問そのものは公表していませんが、例題は掲載しています。そしてそのレベルは、社会人採用の例題が仙台市の短大卒程度と同程度となっております。

ですので、皆さん方が参考書やテキストを使って試験対策を進めていく場合には、無理にハイレベルの問題集や参考書に手を出す必要はありません。

大卒程度レベルの中でも比較的易しめのもの、あるいは初級レベルの参考書を徹底的にやり潰す。これが一番効率の良い戦い方ではないかと考えております。

社会科学

ここからは、具体的な試験科目についてご案内していきたいと思います。まずは社会科学からご案内していきましょう。

例年で申し上げますと、社会科学は問題番号1番から9番、すなわち9問出題されております。9問というのは、出題数としてはかなり多いですよね。

ただ、ご安心いただきたいのは、仙台市の社会科学は、いわゆるトリッキーな問題、奇をてらった問題というのは基本的には出てこないと考えていただいて大丈夫です。すなわち、社会科学の教科書や参考書に一般的に載っているような、すごくスタンダードな問題の出題が中心だということですね。

ですので、皆さん方にあっては、先ほども申し上げたように、スタンダードな社会科学の教科書を1冊しっかりやり潰すことで、高得点を狙っていただきたい。仙台市の社会科学は、ぜひ高得点を狙うべき科目だと思いますので、ここは頑張っていただきたいと思います。

時事問題

次に、時事問題についてご案内していきます。

例年ですと、問題番号10番から19番、すなわち10問が出題されています。

10問というのは出題数としてはかなり多いです。というのは、他の自治体でここまで時事問題がまとまって出るケースは、そう多くないからです。

例えば、時事問題の出題数が多いとよく言われる試験の一つに、特別区経験者採用試験があります。とはいえ、その特別区でも時事問題の出題は6問程度であり、仙台市の10問はそれと比べてもかなり多いと言えるでしょう。

ですので、仙台市の教養試験対策においては、時事問題の対策を抜かりなくやっていくというスタンスは非常に重要になってくると思います。

時事は「時間を投下した分だけ比較的点数に結びつきやすい」科目です。仙台市を第一志望にするのであれば、この科目を後回しにしないこと。ここは本当に大事だと思います。

文章理解

次に、文章理解についてご案内したいと思います。

例年ですと、文章理解は合計9問出題されています。問題番号20番から28番という形ですね。

内訳をご案内しますと、現代文が5問、英文が4問、合計9問となっております。

合計9問というのは、出題数としては決して少なくありません。ですので、特に数的処理に苦手意識が強い方にあっては、文章理解の対策はぜひ頑張っていただきたいと思います。

実際、Gravityの仙台市合格者を見ておりますと、文章理解でしっかり得点している方が多いです。

ですので、文章理解は頑張っていただきたいと思うんですけれども、ただし、現代文はいけるけれども英文はちょっと苦手なんです、という方もいらっしゃると思うんですね。

そういった方々につきましては、苦手な英文に大量の時間と労力を投下するよりは、そのリソースを社会科学や時事といった、暗記で点を伸ばしやすい科目に投下したほうがが良い場合もあります。

というのは、特に英文は、実力を高めるまでにどうしても時間がかかる科目だからです。一方で、社会科学や時事というのは、時間を投下すれば比較すぐに点が伸びる。そういった性質があります。

特に、皆さん方のように働きながらの受験という場合には、どこにリソースを投下するのかという視点は本当に重要です。このあたりはどこまでいっても人による部分が大きいので、ご自身の得意・不得意も踏まえながら考えてみていただきたいと思います。

数的処理

次に、数的処理についてご案内したいと思います。

例年数的処理は、問題番号29番から40番まで、すなわち合計12問出題されております。内訳としては、数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈の4分野から、それぞれ3問ずつ出題されたという整理です。

まず注意点なんですけれども、今申し上げたように、仙台市社会人採用では空間把握が出題されます。ここは受験案内だけ見ていると少し誤解しやすいところです。

というのも、試験案内でも、出題分野としては「社会科学、社会事情等の知識問題及び文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈等の知能問題」と書かれておりまして、空間把握という文言そのものは明記されていません。

ですが、実際の出題分野には空間把握が含まれておりますので、ここはノーガードは危険だと言えるでしょう。

そして、もう一つのポイントが、仙台市の数的処理は、他の市役所と比較すると相対的にウェイトがやや小さめという点です。一般的な市役所においては、40問中16問から17問程度を数的処理が占めています。それと比較したときには、仙台市は数的処理のウェイトがやや小さいのは明らかでしょう。

だから何なのかといいますと、要するに、数的処理に苦手意識がある人でも十分に合格できるということです。

もちろん全くのノーガードは危険です。ですが、多少数的処理に苦手意識があったとしても、文章理解、社会科学、時事問題、このあたりをしっかり鍛えていくことで十分合格を狙える。ここは仙台市の大きな特徴だと思います。

最大の注意

そして、最後にして最大の注意です。

仙台市社会人採用においては、人文科学と自然科学の出題はありません。

試験案内でも、教養試験の出題科目として挙がっているのは、社会科学、社会事情等、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈等です。

ですので、仙台市が第一志望で、何が何でも仙台市に行きたいということであれば、人文科学や自然科学に時間を割くのではなくて、時事、社会科学、文章理解、そして数的処理ですね。しっかり確実に出題される科目に時間を投下する。これが重要だと思います。

もちろん、来年度以降の試験案内で出題科目が変更される可能性を完全に否定することはできません。ですけれども、少なくとも現時点で確認できる公式情報と、これまでの出題実績を踏まえる限りでは、人文科学や自然科学にリソースを割く必要性は全くないと言えましょう。

おわりに

ということで、今回ご案内したい内容は以上となります。

仙台市社会人採用試験は、面接の配点が非常に大きい試験です。

ただ、その面接に進むためには、まず筆記で一定の得点を獲得しなければなりません。また、最新の実施状況を見ても、特に事務区分の筆記試験はかなり厳しい競争となっています。

だからこそ、教養試験を軽く見ないこと。そして、社会科学9問、時事10問、文章理解9問、数的処理12問という出題構成を踏まえながら、どこに時間をかけるべきなのかを見極めること。ここが仙台市対策では非常に重要です。

特に数的処理が苦手であっても、社会科学、時事、文章理解をしっかり鍛えれば十分合格は可能です。是非仙台市への転職を目指して、対策を進めてみていただきたいと思います。

✅仙台市社会人採用の限定情報

仙台市への転職希望者なら登録必須の公式LINE!
多くの受験生が登録中で、既に有料級情報を手に入れてます!

✅教養試験に関する情報
✅論文試験の過去問(過去の出題内容)
✅仙台市に関する最新トピック(試験制度等の解説)
✅公開イベントのご案内(無料セミナーのお知らせ)

この記事の筆者
筒井夢人

公務員試験社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。Gravity副代表兼専属講師として、社会人採用の指導を専門的に行っております。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

仙台市社会人採用