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今回は札幌市社会人採用 論文試験の特徴と対策というテーマでお届けしたいと思います。
いよいよ札幌市役所の本試験が近づいてきたわけですけれども。やはり多くの皆さん方にとってネックとなってくるのは職務経験論文の対策だと思います。そこで今回の記事では、札幌市社会人採用における職務経験論文の特徴そして対策、こういったテーマについてお話をしていきたいと思います。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
文字数
まずは文字数からご案内したいと思います。例年、札幌市社会人採用の論文試験は800字程度と指定されていることが多くございます。
ですけれども、これを見ている皆さん方からすると「800字程度」って具体的に何文字くらいにすればいいわけ?とやっぱり思うと思うんですね。
じゃあどのくらいなのかというと、何文字”程度”とある場合は±10%程度をイメージしておくとよいと思います。すなわち800字程度の±10%ですから、具体的な文字数としては720~880字くらい。この間のレンジに文字数を収めるのがベストだと思います。
例えば720字よりも圧倒的に文字数が少ないとか、あるいは880字を超えてものすごく多く書いてしまっている場合には、最悪の場合採点すらされずに終わってしまう可能性も否定できません。
ですので、ぜひ文字数は大切にしていただきたいんですけれども。イメージとしては繰り返しになりますけれども、720~880字くらいの間のレンジにしっかりと収めていただきたいと思います。
時間制限
次に時間制限についてご案内したいと思います。札幌市社会人採用は例年90分以内という指定がなされています。先に申し上げた800字程度の論文、90分以内というのは時間的には相当ゆとりを持てると思います。
昨年公開した本試験の講評動画でも少し触れたところではあるんですけれども。例年札幌市においては、論文を書き上げて途中で退出する方がかなり多く出てくるくらいに時間に余裕を持てる時間制限となっています。
ですからこれを見ている皆さん方も、時間大丈夫かな…?というのはあんまり心配する必要はないと思います。
このように時間的にかなりゆとりを持てるのが札幌市社会人採用の論文試験の特徴でありますので、皆さん方は「とにかく早く書き上げなきゃ!」というマインドは持たなくていいと思います。
むしろ札幌市の論文においては早く書くということよりも、いかに少しでもクオリティを高められるかがポイントになってこようかと思います。
ですので、例えば書き始める前に構成をしっかり練るとか、書いている途中にちょっと違うかな…となった場合に後戻りしてもう1回書き直すということも十分可能だと思います。
くれぐれもスピードを意識しすぎて雑な論文を書くことのないように。雑な論文を書き上げてしまうよりは、じっくりクオリティの高いものを丁寧に書くほうが絶対に札幌市の論文では有効だと思います。
ですので、90分という時間制限ではゆとりがあるんだと思っていただいた上で、丁寧にクオリティの高い論文をじっくりと書くことを意識してほしいと思います。
過去問分析
次に過去問の分析を行いたいと思います。
まずは、2023年に札幌市社会人採用で出題された論文テーマを紹介します。ちなみにこちらについては、あくまでも本試験で出題されたものを簡略化したものになってまいりますのでその点はご注意いただければと思います。
【2023年】あなたが考える札幌市政の課題を1つ挙げ、その課題に取り組むに当たり、 あなたのこれまでの職務経験や得たスキルをどのように生かしてい くことができるか具体的に述べよ。
ここから言えることとしては、少なくとも昨年の論文のスタイルは「課題式論文と職務経験論文の混合型」と言えようかと思います。
しかしそれを聞きますと、論文のスタイルが変わったのかな?と感じる方もいるかもしれません。どうしてかというと、その前の年とさらにその前の年、すなわち2022年・2021年においては課題式の要素は入っていなかったんですね。
ですので、2023年から何かすべてがゼロベースで変わってしまったんだと感じる方もいるかもしれないんですけども、決してそういうことではございません。
実は過去問をさかのぼって見ていくと、札幌市の論文はそもそも課題式論文と職務経験論文の混合型のエッセンスがあるというのが1つ浮かび上がってきます。実際にこのあたりについては、課題式論文のエッセンスが入った過去問を少し紹介してみたいと思います。
【2018年】これまでの職務経験において、課題解決のために行った工夫や取組、活用した能力を、事例を交えて述べよ。また、あなたが考える札幌市の課題を一つ挙げ、その課題への対応にその能力をどのように生かせるかを具体的に述べよ。【2009年】
札幌市が直面している課題の中で、優先して解決すべき課題とその理由を述べよ。また、この課題の解決に向けて、あなたはこれまでの経験や知識をどのように生かしていきたいのか述べよ。
これでお分かりいただけたと思うんですけれども。2018年の問題においても2009年の問題においても、例えば「札幌市の直面している課題」とか「札幌市の課題を1つ挙げ」といった形で、いわゆる課題式のエッセンスというのは入っていましたよね。
ということで、これは何も2023年からスタイルが抜本的に変わったということではありません。従来から札幌市の論文においては、課題式のエッセンスが多少なり入ってきているということであります。
ですのでぜひ皆さん方にあっても、札幌市の論文=職務経験論文という風に捉えることなく、札幌市は職務経験論文を軸足としつつも課題式のエッセンスが入っていることもある、と。つまり混合型であると捉えておいてほしいと思います。
求められる対策
最後に求められる対策についてご案内したいと思います。
すでにご案内のとおり、札幌市の論文試験は課題式論文と職務経験論文の混合型というテイストが多分にございます。これを踏まえると、職務経験論文の対策だけというのはやや危険な感じがしますよね。
ですのでぜひ皆さん方にあっては、職務経験論文だけではなくて課題式論文についても多少なり対策をしておいてほしいと思います。
実際にGravityの札幌市合格者を見ていても、職務経験論文だけではなくて課題式論文についてもある程度しっかりと対策をしていた人が多いなという印象がございます。
Gravityの論文答案集は職務経験論文だけではなくて課題式論文についても模範答案を掲載しているんですけれども、実際に合格者を見てみますと、これらをしっかり使っていたなという印象がやはり強うございます。
ですのでぜひ皆さん方にあっても、職務経験論文と銘打たれてはいるけれど実質的には課題の要素が入ってきてもおかしくはないということで、そちらに関しても対策を進めていただきたいと思います。
ですけれども、注意点が1つございます。それは何かと申しますと、課題式論文を本格的に対策する必要はないということです。
すでにご紹介した過去問でもなんとなく感じていただけるとは思うんですけれども。札幌市の論文はあくまでも軸足は職務経験論文にあるんですね。
すなわち8~9割は職務経験論文のエッセンスで、残り1~2割に課題式論文のテイストがちょっとだけ入ってくるかなというような、そういったバランス感になっています。ですので、あくまでも軸足は職務経験論文に置かなくちゃいけないということであります。
このバランスを無視して課題式論文を本格的に対策するとか、職務経験論文と課題式論文を50-50くらいのイメージで対策するというのはあまり効率的だとは私には思えません。
ですのでぜひ皆さん方にあっては、あくまでも職務経験論文に軸足を置くこと。そしてその上で、課題式論文については例えば模範答案等をご覧いただきながら、その論文について自分なりの構成メモですね。
つまり課題式論文について模範答案を丸ごと覚えようというよりは、その模範答案について構成メモを頭の中に入れておくというのが一番現実的な対策かなと思います。
そのような形で構成メモを頭の中に入れておけば、例えば今年の論文において職務経験論文だけではなくて課題式のエッセンスが少し足されても、「たしか課題式論文ではこういうことが重要だったな」という構成メモを自分の頭の中から引っ張ってきて論文に実際に書くことができようかと思います。
もちろん余裕がある方については、課題式論文についても例えば答案を何度も読み込むとかそういったことをやっていただいても構いませんけれども。ちょっとキツいなと思った場合には職務経験論文に軸足を置きつつ、課題式論文については自分なりの構成メモを準備しておくというのが一番ベターかなと思います。
札幌市社会人採用の過去問
ということで、職務経験論文に軸足は置きつつも課題式論文についてノーガードでいるのは危険だと思いますので、そちらに関してもご自身なりの対策を進めていただきたいと思います。
ちなみに職務経験論文・課題式論文のどちらについても、対策の一丁目一番地、基本のキは過去問になろうかと思います。
こちらについて、過去に出題されたテーマを簡略化したものをGravityの公式HPで掲載しています。リンクについては下記に貼っておきますので、ぜひそちらを参考に対策を進めていただきたいと思います。
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