【特別区経験者採用】多忙で勉強時間がとれません…

特別区経験者採用なら最多合格のGravity!ということで、さっそく内容に入っていきたいと思います。

先だっておたよりフォームから多くのご相談をいただいたのが、「3月・4月、あんまり勉強できなかったんですよ…」こういう相談というか悩みですね、かなりの数頂戴いたしました。

というのは、ちょうど3月・4月ということで、年度末そして年度初めですよね。「忙しくて全然勉強できませんでした…」ということでしょう。

ですので、この件に関して私なりに思うところがやはりございますので、皆さん方に対してこういう風に考えてみてはいかがでしょうか?ということと、これから先この点を意識しておくといいですよということ、あわせてご案内していきたいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

いのちをだいじに

まずもって皆さん方に申し上げたいのが、今の時期はとにかく「いのちをだいじに」。これを大切にしてほしいなと思います。

すなわち「ガンガンいこうぜ」っていう時期じゃない、と。ドラクエ風に言うのであればね。

なぜ今は「いのちをだいじに」なんですか?という話なんですけれども。ちょっとご案内していきましょう。

年度末3月、そして年度初めの4月。あるいはこの5月も含めて大丈夫なんですけれども。この時期って皆さん方社会人とにかく忙しくないですか?

これを見ている皆さん方の99.9%は働きながらの受験だと推察しますけれども、例えば4月って新しい部署に異動したとか、新しい同僚・後輩が来ましたとか、新人が入ってきましたとか、あるいは上司が変わりましたということで、職場の環境が大きく変わりますよね。それ以外にも、皆さん方自身が部署異動にならなかったとて、新しい仕事が降ってきましたということもあると思うんですよ。

すなわち今までにはなかった負荷がバッチバチにかかってくる。そういうタイミングだと思うんですよね。あるいは仕事以外のシチュエーションでもたぶん同じことは言える。

例えばこれを見ている皆さん方の少なくない方が、ご家庭がある方だと思うんですよ。例えばお子さんがいらっしゃるなんていう方もザラにいるでしょうね。そういう方だとね、やれ入園式だ入学式だ進学だということで。とにかく家庭がね、お子さん周りがバタバタしてるということも少なくないでしょう。

ということで家庭でも負荷が降ってくるわけじゃないですか。今までにはなかった負荷が。

で、ですよ。その結果もしかしたら皆さん方ね、仕事でも負荷がかかってきてそしてプライベート・家庭でも負荷がかかってきているので、病気になっちゃって…という方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですよ。

ということはですよ、皆さん方には今までになかった負荷がバチバチにかかってる。だとすると、いやちょっと勉強できなくて…というのって理の当然じゃないですか。ですから皆さん方が3月・4月勉強できませんでした…っていうのは皆さん方のせいじゃないんですよ。

そうじゃなくて、自分にとって不可避的な外的な事情によってそういう風になっちゃってるだけであって、皆さん方の意志が弱いとか忍耐力がありませんねとか、そんなチャチな話じゃないということは強調しておきたいと思うんですよね。

これについてね、私ちいかわが好きなのでちいかわを例にしながらご案内していきたいと思うんですけれども。

『ちいかわ』ナガノ/講談社

こちらに御座します方は、ちいかわ界でも屈指の勤勉家「シーサーちゃん」であります。シーサーちゃんといえば、スーパーアルバイターの資格とかお酒の資格とか、作中でものすごい勤勉家として表現されているし、実際勉強頑張ってますよね。

でもそんなシーサーちゃんもね、スーパーアルバイターの資格がなくなるかも…という精神的なショックを受けて風邪をひいちゃったっていうシーンがありましたよね。

『ちいかわ』ナガノ/講談社

ま、これ見てくださってる皆さん方の99.9%はちいかわのファンでしょうから分かるだろうと思って言ってるわけですけども。

話を続けさせていただきますと、そういう精神的な負荷もあって病気になっちゃった、と。風邪になっちゃいましたよ、と。まぁいわゆる有名な「ヴェポ回」でありますけれども。

そんなとき、シーサーちゃんって勉強してました?してなかったですよね。あのときシーサーちゃんは、勉強は一旦置いといてとりあえず体の回復を優先してたじゃないですか。

『ちいかわ』ナガノ/講談社

つまり屈指の勤勉家であるシーサーちゃんですら、新しい負荷とか想定してなかった外的な負荷がかかったときには勉強を一旦中断してるんですよ。

だとしたら皆さん方だって、3月・4月に新しい負荷が降ってきてすごくシンドかったんです…っていうことなら、勉強ができませんでしたというのは理の当然じゃないですか。

ということでもありますので、とにかく新しい環境・新しい負荷、そういう状況に陥ったときには「いのちをだいじに」というのが優先なんです。

新しい負荷にプラスしていっぱい勉強して、負荷が自分のキャパシティを超えてしまって、結果として勉強そのものからドロップアウトしてしまうよりは、割り切って今はいのちをだいじに行こう。とりあえず目の前の課題仕事・家庭のことを淡々とやっておこう。そのくらいの感覚が一番イイと私は確信しています。

自分事じゃなく「他人事」

重ねて皆さん方に、こういうときにちょっと意識してみたらいかがでしょうか?ということとして、自分事ではなく他人事として自分のことを見るということをお伝えしたいと思います。

例えば仕事だと「自分事として考えるのが大事ですよ」とかそういうのを言われたりするじゃないですか。何事も他人事じゃなくて自分事として捉えましょうみたいな。そうしないと成長できませんみたいな。そういう勇ましい主張というのがあるじゃないですか。私もね、自分自身仕事をしていくときには何事も自分事として捉えていくというのは大事だとは思うんですよ。

でも一方で、この記事を読んでくださっているような意識の高い皆さん方にあっては、逆のアプローチである「他人事」という観点が不可避的に大事だと私は思ってるんですよ。

どうしてかというと、例えば皆さん方、今の自分の状況が「自分」じゃなくて「家族」とか「親友・友人」とか「知人」、要するに“他の人だったら”という状況を考えてみてほしいんですけれども。

例えば皆さん方の友人が

「特別区経験者採用を目指してるんだけどさ、ちょっと3月・4月どうしても仕事が忙しかったりとか子どもの進学とかで結構忙しくてあんまり勉強できなかったんだよね…」

っていう話をしてきたとするじゃないですか。皆さん方に相談としてね。

そのとき皆さん方ってどういう風にお答えになります?たぶんなんですけど確信を持って言えることとしては、

「いやそれはしょうがないでしょ。やっぱ3月・4月はどうしても忙しいだろうからさ。そんな無理に追い込まなくてもいいんじゃないの?5月とか6月に入ってから自分なりに頑張っていけばいいんじゃない?」

絶対こう言うんじゃないかと思うんですよ。

でね。もしも家族とか友人に対して

「何言ってんだよ!!受験生だろ甘えんな!!3月・4月でも勉強するのが当たり前だろ!!」

っていう人がいたとしたら皆さん方どう思います?これ、控えめに言ってもキ〇ガイですよね。そうですよね。

でも皆さんのような真面目で善良な方は絶対にそんな風には言わないと思うんですよ。ところがですよ。真面目で善良であるからこそ自分に対しては厳しくなっちゃう。そういうところがあると思うんですよ。

ということで、この方向でいっちゃうととにかくとにかく自分を追い詰める方向にいっちゃうと思うんですよね。ですからね、自分事として自分のことを捉えるんじゃなくて、どこかしら何かしら他人事、客観性を意識していくことがすごく大事になってきます。

特に特別区経験者採用のような長丁場の試験になってくると、どうしても自分が本来想定していなかったような負荷・トラブル・外的なことが様々に発生します。でもそのたびに自分を追い込む方向でいくと絶対にロングランでの戦いには勝てません。

ですからぜひ自分事として捉えるのではなくて、どこかしら他人事として自分を客観的に見ていく。そういった視点もあわせて大事にしていただければなと思います。

習慣の維持 or 形成

ただそうは言っても、いや5月も忙しいんですけど強いて言えばどういうことを意識すればいいでしょうか?という方もいらっしゃると思うんですよ。

そういう皆さん方に対して私からあえて申し上げるのであれば、習慣の維持or形成。これを意識してみるといいかなと思います。どういうことか?ちいかわを例に再びご案内していこうと思います。

まずですね、皆さん方社会人受験生とちいかわって実はまったく同じ状況に置かれているということをご存知でしょうか?皆さん方とちいかわは実は「社会人である」という共通点があります。

つまりですね、これを見ている皆さん方の99.9%が働きながらの受験ですよね。ちいかわはどうなのか?といったときに、ちいかわも働いてるんですよ(実は)。草むしり、討伐、そういう形でお金を稼ぎながら草むしり検定の勉強をしてるんですね。

『ちいかわ』ナガノ/講談社

ということで、まず社会人をしながら勉強してるという意味で皆さん方とちいかわはまったく同じシチュエーションに置かれているわけです。

まぁなかなか草むしり検定合格できてないじゃないか!という批判色々なところから浴びながらも、実はちいかわには明らかに社会人として優れているポイントがある。

それは何かというと、勉強する習慣をしっかり維持しているというところなんですよね。確かにちょっと疲れてて集中できないとかそういうこともあるんですよ。勉強にね。なんだけれども、仕事に行って帰ってきてから勉強を続けているというところは一貫しているんですよ。

『ちいかわ』ナガノ/講談社

討伐に行って疲れて帰ってきた、草むしりに行って帰って疲れてきた、そういうときでもちいかわは絶対に机に向かって。まぁちゃぶ台みたいなやつに向かって絶対にテキストを開いて鉛筆を持って勉強してるんですよ。

もちろん仕事で疲れててウトウトっとしちゃうこと、グーっと寝ちゃうことっていうのは確かにあります。だけれどもちいかわは常に勉強を続けてはいるんですよ。これが本当にエラいところ。

というのは、まず社会人にとって一番重要なのは勉強の習慣を形成しそれを続けていくことだからなんですよ。一旦その習慣が失われてしまうとそれを取り戻すには再び大変な時間が必要になります。ですからそれを続けているというだけでちいかわは十二分にエラいということが言えるわけですね。

さて、では皆さん方に話を移しましょう。この観点から言うと、皆さん方にとって今例えばちょっと忙しくて勉強がなかなか本格的にはできないという状況だったとしても、習慣は維持したほうが良さそうだぞということは言えますよね。

すなわちガッツリ本格的に1時間・2時間勉強することはできなかったとしても、スキマ時間で耳を使って学習してみようとか、家に帰ってから1ページだけでいいので参考書を開いてみよう。あるいは1ページとは言いません。1行だけでも目を通してみようとか。そういった習慣をとにかく維持していく、そのまま保ち続けていくということは非常に重要だと思います。

特に6月・7月・8月・9月と、これから少しずつ本試験に近づいていきます。もちろんこれから後半に入ったとてまだまだ巻き返しは図れる。だけれども、今せっかく維持していた学習習慣が消えてしまうと、それを再び自分の中にインストールするにはものすごく時間がかかります。そしてそれは大変に非効率である。

だからこそ皆さん方にあっては差し当たり、勉強の習慣がある場合には少しでもいいので勉強に触れることによってその習慣を「維持」してほしい。

あるいはまだ最近勉強をし始めたばかりで習慣の形成ができていない場合には、たくさん勉強するよりもとにかくちょっとでいいので毎日少しずつ触れていくことによって習慣の「形成」を図ってほしいと思います。

ということで、今回の記事でお届けしたい内容は以上になりますけれども。皆さん方にあってはぜひ、3月・4月そして直近のこの5月も様々な負荷が入ってくると思いますので、そのときこそ「いのちをだいじに」このスタンスを大事にしていただきたいと思います。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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