【仙台市社会人経験者採用】論文試験の内容と対策|2024年版

今回は、仙台市社会人経験者採用 論文試験の内容と特徴というテーマでお届けしたいと思います。

まず、仙台市の社会人採用試験、例年1次試験(筆記試験)で論文が課されるというのはおそらく皆さんご存知だと思うんですけれども。

一体どういった試験内容なのか?どういったところに特徴があるのか?どういうことに気をつければいいのか?そういったことについて、まだ試験勉強を始めたてで分からないという方も少なくないと思います。

そこでこの記事では、試験の内容・特徴・注意点等についてご案内していきたいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

試験内容

まずは、試験の概要についてご案内したいと思います。ここについては3つのことをおさえていただきたいと思うんですけれども。

1つ目が職場事例式であるというところですね。

例えば、皆さん方の多くが公務員試験の論文ということになると「特定の政策課題について解決策を書いてください」とか、あるいは作文ですよね。「これまでの人生経験を振り返って思うことを書きなさい」とか、そういったものをイメージすると思うんですけれども。

仙台市においては、試験のスタイルが職場事例式ということで、「あなたは今こういう職場にいます。こういう状況下でこういう問題が発生しました」というような具体的なシチュエーションを想定した上で「これについて書いて下さい」というスタイルになっています。これがまず1つ目の特徴ですね。

2つ目が、300~420字程度で小問3つに答えなくてはいけないということです。

先に申し上げた職場の事例ですよね。これについて小問が3つ与えられて、それぞれ300~420字程度で書かなくてはいけないというスタイルになっています。

すなわち、1つ大きな原稿用紙が渡されてそれをズドンと書いていくスタイルではなくて、原稿用紙は渡されるんですけれどもそこが3つに区分されている。

そして、それぞれについて書かなくてはいけないということで、ここもまた1つ際立った仙台市の特徴かなと思います。ということで、小問3つに回答しなくてはいけないということですね。

3つ目が、制限時間は90分というところですね。

これを見ている皆さん方の中には、すでに仙台市以外の市役所とか町役場、こういったところを受験したことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。その場合にも、論文や作文はあったかもしれないんですけれども。

おそらく、制限時間が90分もあるというのはなかなかないと思うんですね。一般的には60分とか、それ前後が多いのかなという印象があるんですけれども。

それに対して、仙台市は90分ということでかなりの長丁場である、と。ですので、受験をする皆さん方にとってもとてもタフな試験になってくるんですね。

ということで、制限時間が一般的な論文試験よりも非常に長い、と。この事実については、特徴として把握しておいてもいいのかなと思います。

特徴

ということで、仙台市社会人採用の論文の概要については、なんとなくお分かりいただけたと思うんですけれども。では、ここまでの内容を踏まえた上で、最大の特徴は何か?と。こういったことについて話をしていきたいと思います。

最大の特徴はなんと言いましても、職場事例問題であるというところですね。

すなわち、繰り返しのご案内にはなってしまうんですけれども、通常の論文試験で出題されるようないわゆる「課題式論文」とはまったく毛並みが異なっています。

また、課題式論文ともう一方の対をなすものとして、いわゆる「職務経験論文」というのがありますよね。これまでの自分の職務経験とかそこで得られたもの、それについて書きなさいというスタイルのものももちろん論文試験にはございますけれども。

厳密な意味においては、仙台市の職場事例式問題は職務経験論文ではございません。すなわち、職務経験論文については自分の過去について主に書いていくことになりますよね。

しかし、それに対して仙台市の論文の場合には、明解にこういうシチュエーションですよという具体的な事例が挙げられた上でそれについて書かなくてはならないということになりますから、自分の経験だけを整理するのでは如何ともしがたいというところがあります。

その意味で、課題式論文とは言えない職務経験論文とも言えない、どちらともいえない論文として仙台市の職場事例式の論文は非常に特徴的で、対策をしっかりしておかなくてはならないものだと私自身は考えています。

注意点

あわせて、皆さん方に必ず注意しておいてほしい点がございます。それは何かと申しますと、小問①が最も重要であるということです。

先に特徴や試験の概要のところでも触れた内容になりますけれども、仙台市の論文試験は職場事例式問題として小問3つが与えられるんですね。

小問の内容は毎年ちょっとずつ変わったりはするんですけれども、大まかなところをご案内申し上げますと下記のようになります。

①問題点
②問題点を踏まえた改善点
③自分だったらどうするか、自分がこのポジションならどうするか(年によって変動あり)

だから何なの?と思うかもしれないんですけれども。

ここで非常に重要なのが、2つ目に求められている「改善点」そして3つ目に書かなくてはならない「自分ならどうするか」とか、そういった内容というのは「問題点」から派生的に出てくるものだということなんですよね。

つまり、もっと分かりやすく言いますと、①で挙げている問題点がちょっとズレている場合には、その後でどんな改善策を書いたとしても、あるいは僕だったらこうしますねということを書いても、つながりがなくなってしまいますよね。あるいは、論文で問われている内容とズレが発生してしまうわけです。

すなわち、論文全体の方向性を決定するのが小問①で書かなくてはならない「問題点」なわけですね。

ですから、皆さん方にあっては、改善策どんなこと書こうかなとか、自分だったらこんなことするなとか、色々なことが気になるとは思うんですけれども。絶対にブレてはならない、ズレてはならないのが、小問①「問題点」になってまいります。

ですので、皆さん方が本試験で論文を書いていく際には、小問①で書く内容が本論とズレていないかどうかというところ、特に注意していただきたいと思います。

Gravityからお知らせ

最後に、Gravityから仙台市社会人採用を受験する皆さん方に向けてお知らせがございます。

この記事をお読みいただいて、なるほど論文試験かなり重要そうだなとか、他の自治体と違ってかなり特徴的だなということ、おそらくご理解いただけたと思います。ですので、なお一層、論文試験に励まなくてはならないということがなんとなくご理解いただけたと思うんですけれども。

仙台市社会人採用においては、論文試験の過去問が公表されていません。ですので、実際どういう問題が出てくるのかな?とか、どういうテーマが出てくるのか?というのが分からないという方も少なくないと思うんですね。

そこでGravityでは過去の論文試験の出題テーマについて、Gravityの公式LINEご登録者の方に限定情報をお届けしています。

公式LINEのURLを貼っておきますので、もしも皆さん方が仙台市社会人採用が第1志望で今年合格したい!という場合には、ぜひ公式LINEご登録の上で限定情報をお受け取りいただければと思います。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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