【仙台市社会人経験者採用】教養・論文対策

【相談内容】

はじめまして、来月の20日に迫った仙台市社会人経験者試験を受ける者です。

お恥ずかしながら、震災を契機に任期付き試験を受けて、10年間行政に身を置いている50歳の者です。

面接試験が異常に配点が高いのですが、まずは筆記試験です。

残り1ヶ月の勉強のアドバイスがあれば、お願いいたします。

【はじめに】

なるほど。

仙台市の社会人経験者採用試験ですね、こちらお受けになるということで、まず筆記試験のアドバイスを受けたいということですので、今回は仙台市の筆記試験。

ここにフォーカスをしながらご案内をしていきたいというふうに思っております。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

教養試験

数的処理と文章理解

まず1点目なんですけれども、ここからの1ヶ月間ですね、まずはぜひ、数的処理と文章理解の問題に毎日取り組んでいただきたいなというふうに思っております。
どういうことかと申しますと、これは仙台市に限らずということになってまいりますけれども、やはり、公務員試験の筆記試験の中でも数的処理と文章理解ですね。

出題に占める問題数というものが非常に大きいのが事実であります。
ですので、まずはこの二つ、きっちり対策をしていくことはとても大事になります。

で、とくに数的処理と文章理解っていうのは、1日でも勉強をしないと、とたんにカンが鈍るという性質があります。
これは私自身も受験生のときに非常に意識をしていました。

ですので、どんなに忙しくても、例えば私の場合には数的処理と文章理解だけは必ず1日1回触れるようにしていました。
もちろん、例えば質問者さんだったりとか、あるいはこれを見てくださってる皆さんですよね。

おそらく働きながらの受験になると思うんですよ。
なので、そんなにたくさん触れることはできないと思うんですね。

毎日例えば数的処理とか文章理解の問題に5問10問15問というふうに触れていくのは現実的にできないと思うんですよ。
なので、そういうことではなく、1日1問でもいいので、例えば各分野に触れておく、数的処理の中で、数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈に、1日1問でもいいです。

今まで見たことがある、今まで解いたことがある問題に触れてみるっていうのでも十分勉強をしたことになります。
文章理解についても、現代文と英文ですよね。

例えば英文を捨てているっていう方の場合、現代文の問題は1日1問必ず解くようにしておいていただくと、本番でのカンの冴えですね。
そういったものが変わってきます。

感覚的なところで申し上げますと、数的処理・文章理解は1日触れないだけで、そこで失われたカンを取り戻すのには2日か3日ぐらい必要になってくると思います。
ですので、働きながらで忙しいとは思うんですけれども、ぜひちょっとでもいいので、数的処理・文章理解に関しては、毎日触れる、毎日取り組む、こういうことを意識していただきたいなというふうに思っています。

あとですね、ちょっと数的処理に関しての注意点なんですけれども、これ、仙台市の社会人経験者採用の案内ですよね、あそこに出題分野の記述があるじゃないですか。
そこにですね、おそらくこういうふうに記述があると思うんですよ。

ちょっと読み上げたいと思うんですけれども。

判断推理、数的推理、資料解釈等の知能問題

というふうに記述があると思うんですね。
つまり、この出題分野だけ見ると、空間把握が入っていない。

こういうふうに、要項には空間把握って書かれていないこともあるんです。
で、仙台市だけじゃなくてそれ以外でもなんですけれども、大抵の場合にはそういうふうに記載がなかったとしても、本試験で空間把握は出題があります。

ですので、これを見てくださっている方で、仙台市の要項見たら書いてないから、やらなくていいんだなっていうふうに思ってる方がもしいるのであれば、それは危険です。
ぜひ、判断推理、数的推移、そして資料解釈、この三つだけではなくて、空間把握についても、もう一度復習をきっちりしておいていただいて、1日1回触れていく、そういう感覚をもっておいていただきたいなというふうに思っております。

一般知識は社会科学と時事

次にまいりましょう。
今のは、いわゆる一般知能に関するお話でしたよね。

今度は一般知識に関するお話をしていきたいと思います。
で、一般知識に関して結論だけ申し上げてしまうと、質問者さんや、これを見てくださってる皆さんにあっては、時事問題と社会科学、とくに社会科学の政治とか法律の分野ですね。

この部分のインプットを徹底的にやっていただきたいなというふうに思ってます。
どういうことだよと。

これも仙台市の社会人経験者採用の要項ですよね。
ここを読み上げたいと思うんですけれども。
一般知識、こういうふうに記述があると思うんですよ。

社会科学、社会事情等の知識問題

こういうふうに記述があると思うんですね。
どういうことかと申しますと、知識問題としてメインで出していくのは、社会科学と社会事情、つまり、時事ということですね、ここをメインで出していくよということであります。

だとするのであれば、どう考えても社会科学と、そして時事ですよね、ここにフォーカスをして対策を立てていくっていうのが一番妥当になるじゃないですか。
こういうふうに社会科学と時事を出しますよってあっても、試験種によってはですね、人文科学だったりとか、自然科学ですよね。

日本史・世界史・地理・思想とか、あるいは物理だったりとか生物だったりとか、そういう分野の出題があるところも確かに存在はしてるんですよ。
で、確かにそれは事実なんですけれども、ただですよ、少なくとも募集要項のところには、社会科学、そして時事ですよね、社会事情ですけれども、これを出すよって明文化してあるわけじゃないですか。

しかも、これを見てくださってる方の大半は、質問者さんも含めて働きながらの受験になるわけですよね。
そうなると、社会科学も時事も人文科学も自然科学も全部まんべんなく対策するっていうのは、特にラストの1ヶ月間ということになると、現実的じゃないと思うんですよ。

なので、仮に私が皆さんと同じ立場だったのであれば、確実に社会科学と時事に特化して対策をすると思います。
とくに社会科学に関して言うと、私先ほど政治と、あとは法律ですね、ここを頑張ってほしいってお話を申し上げました。

経済はやらなくていいんですかっていうふうに思われるかもしれないんですけれども、確かにですね、経済もやれるならやっておいたほうがいいのは事実です。
ただしですね、経済は分野によっては暗記ではなくて、かなり深い理解を要求してくるような問題もあるんですよね。

私、担当しておりますのでよくわかります。
なんですが、政治と法律について単純暗記で戦えるっていうところがあります。

これは私も元受験生として強く確信しております。
ですので、経済みたいに理解を要するもの、残り1ヶ月間ではもしかしたら理解できない、ちょっときついっていうところがあるかもしれないじゃないですか。

なので、その場合にはど根性の暗記。
とにかくインプットしていくだけでいい政治と法律にフォーカスをしてゴリゴリ知識を入れていくのがいいんじゃないかなというふうに思っております。

もちろん、例えば、人文とか自然、自分は得意科目でやってきたんですっていう人がいる場合には、触れておく程度に復習するのは悪いことではないかもしれません。
ただ、少なくとも、募集要項、試験の案内に明文化されているのは、社会科学と時事だけになっておりますので、まずはここについて残りの1ヶ月間で知識を入れていく、鍛えていくっていうことを意識していただくとよろしいかなと思います。

論文試験

で、最後ですよね。
論文についてなんですけれども、ここがおそらくかなり重要になると思いますが、論文に関しては、ぜひご自身の職務経験ですね、ご自身の今までの社会人経験、ここで得たいろんなネタ、エピソード、こういうものをきっちりノートにメモをして、整理しておいていただきたいなというふうに思ってます。

どういうことかと申しますとね、試験案内に載っているものをちょっと読み上げたいと思います。

社会人として想定されうる仕事上の事例に関する小問三つについて、それぞれ300から400値程度で記述するもの 90分

まず、この設問文のところに、社会人として想定される仕事上の事例、とあります。
ということは、これ明らかに職務経験とか、こういうものに関連したものが出てくる可能性が高いですよね。

なので、まずご自身の経験の中で、こういう経験あったなっていうのを整理しておく。
多すぎてどこから整理すればいいのっていうふうに思うかもしれないんですけれども、よく経験者採用試験で出てくるよっていうところで言うと、例えばですけれども、トラブル対応ですよね。

職場でいろんなトラブルが起こって、それへの対応ってあると思うんですよ。
それをまず整理しておくことですよね。

あとはリスク対応っていうのもそれに関連してきます。
例えば、事前のリスクに対してどういうふうに対応していったのか、管理していったのかっていう話、どんな仕事でもあると思うんですよ。

それ以外にも、一般的に仕事って、他の同僚とかと一緒にするものじゃないですか。
なので、例えば職場でのチームワーク、協調性、協力とか、この辺りを最低限整理しておいていただきたいなと。

つまり、トラブル対応、リスクへの対応、あとは同僚とかチームメイトとの協調・協力、こういうエピソードを自分自身の職務経験の中で整理しておいていただきたいなって思ってます。
そんなの整理しなくてもいいんじゃないですかって思われるかもしれないんですけど、仙台市の論文は時間的に相当タイトです。

どういうことかと申しますとね、先ほどから言っている論文についての記述、後半部分にこう書いてありましたね。

それぞれ300から400字程度で記述するもの 90分

で、300から400字を、仮に400字だと考えてみましょう。
400字の小問を3つ書くってことは1200字ですよね。

1200字を90分で書く。
これは時間的に相当タイトです。

実際この1200字を90分で書くのって、例えば仙台市以外で言うと特別区の経験者採用試験の論文が似たようなセッティングでして。
で、特別区の経験者採用試験もそうなんですけれども、1200字以上の文章を90分で書くときには、構成をじっくり練っている時間はないと思います。

つまり、テーマをぱっと開いたときに、だいたいこういう感じだな…って、その場で思えるぐらいのレベルが必要になると思います。
もちろん、文書を書くのが得意な人の場合には、ある程度構成を練る時間があってもいいと思います。

けれども、時間的に相当ハードなのは事実です。
私自身、特別経験者採用試験を受けたとき、課題式論文と職務経験論文の2つを記述しましたけれども、私でも時間的にかなりタイトだと感じました。

おそらく私、テーマを確認してから数分後には書き始めましたけれども、それでも1200字から1300字ぐらいしか書けませんでした。
ですので、皆さん方にあっては、時間的にタイトであるという認識をもっていただきたい。

さらに、時間的にタイトであることを前提とするのであれば、こういうテーマが来たら、このエピソードでいこうっていうのを準備しておくべきですよね。
だからこそ、なおさらご自身の職務経験をまとめておいていただきたいと、そういうことになるわけであります。

お忙しい中だとは思うんですけれども、トラブル、リスク、職場でのチームワーク、協調、協力、このあたりについてはきっちりノートに内容を整理しておいていただきたいと思っております。

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挑戦する姿勢

最後になんですけれども、質問文の中にですね、お恥ずかしながら、震災を契機に、任期付試験を受けて、10年間、行政に身を置いている50歳の者です。
というふうに記述があったんですけれども、私はですね、恥ずかしいなんて気持ちをもつ必要は全くないと思ってます。

どういうことかと申しますとね、これは余談になってしまいますけれども、だいたい人間って、大学を卒業して20代前半で就職をして、そこから働き続けるじゃないですか。
で、少なくとも私が観測してきた範囲だと、20才を超えて就職してからって、みんな割と守りに入る気がするんですよね。

つまり、そこで就職した会社でずっと働いていこう、転職とかはあんまり考えずに、みたいな。
もちろん、それはそれでいいと思うんです。

例えば、いい会社に入ったからずっとそのままでそこで働いていこう。
家族もいるし、安定が欲しいから、転職やチャレンジは考えずに、そこで働いていこうっていうのは、それはそれでいいと思うんですよ。

個人には個人のハッピーがあると思うので。
なんですけれども、質問者さんのように、例えば30歳、40歳、50歳になってもまだまだ自分の人生を変えていこう、そういうスタンスで挑み続ける姿勢は本当に素晴らしいと思うんですよね。
称賛に値すると思うんですよ。

年齢じゃなくて、何かに挑んでいこうとする姿勢。
私自身もそうありたいと思ってますし、これを見てくださってる皆さん方も、そういう意思があって仙台市にチャレンジしていう方々だと思うんですよ。

それは本当に素晴らしいことだと思いますので、いくつであったとしても、チャレンジしている自分に恥ずかしいなんて気持ちをもつ必要はないと思います。
ぜひ自分自身を褒めて、自分自身に自信をもって挑んでいただきたいなと思います。

それでは、また次回のお悩み相談でお会いしましょう。
ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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