【特別区経験者採用】2級職と1級職のどちらを受けるべきですか?

今回は、特別区経験者採用 1級職と2級職のどちらを受けるべき?というテーマでお届けしたいと思います。

おそらくこの記事を読んでくださっている皆さん方の多くが、今年度の特別区経験者採用の受験を検討していると思うんですけれども。そのときに、皆さん方がまず初めに悩むところとして、1級職を受けたほうがいいのか?それとも2級職を受けたほうがいいのか?かなり悩まれると思うんですね。

ですので、今回はそういった皆さん方に向けて、1級職を受けるべきなのか2級職を受けるべきなのか、その際の判断基準となるようなものを3つご案内していきたいと思います。

もちろん、今日ご案内する3つ以外にも様々な判断基準があり得るとは思います。ですけれども、とりあえずは初学の方向けに分かりやすいものとして3つのものをご紹介しますので、ぜひ1つの判断基準としてご利用いただければと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

年齢

1つ目が、年齢です。例えばこの記事を読んでくださっている皆さん方、おそらく年齢はかなりバラバラなんじゃないかなと思います。20代の方もいれば30代の方もいる。あるいは40代という方も当然いらっしゃると思います。
そして、もしも皆さん方が20代・30代の場合には、1級職であろうが2級職であろうがどちらを選んでも一切問題ないと思います。
ですけれども、例えば皆さん方が40代以上という場合には、私は基本的に2級職の受験を推奨します。どうしてかというと、40代以上の方が1級職を受けた場合、面接に入ってから明らかに面接官の追求が厳しいんですよね。
すなわち、どうして2級職じゃないんですか?この部分の追求が若干”詰める”ニュアンスが入ってくるなというのが私の所感であります。もちろん、過去に40代で受験して1級職を合格している方はGravityにも大勢いらっしゃいます。
ですけれども、あくまで傾向的なことを申し上げますと、40代以上の方が1級職を受けるとかなり追求が厳しいというのは事実かと思いますので、私は基本線としては40代以上の方々は2級職を検討すべきではないかなと思います。ということで、まず1つ目の変数として非常に重要になるのが「年齢」ということであります。

なお、下記の記事では40代受験生の合格体験談を紹介しております。

マネジメント経験

2つ目が、マネジメント経験の有無であります。

まずは「マネジメント」とは何か?という定義の部分ですね。話をしてみたいと思うんですけれども。おそらくマネジメントというのは、学問の数だけ定義があるんじゃないかなと思うんですけれども。ここでは経営学の定義を引用したいと思います。

経営学において一般的にマネジメントというのは、自分以外の他者を通じて何かしらの目標を達成していくこと。これを一般に「マネジメント」と言います。

例えば、上司が部下と一緒に何かしらの課題を解決していくというのは分かりやすいですよね。すなわち、このとき上司は自分以外の他者(部下)を通して何らかの目標を達成していくわけですよね。あるいは課題を解決していくということになります。こういった経験のことを一般にマネジメント経験と言います。

今のはあくまでも上司・部下という話でしたけれども。例えば先の定義を引用するのであれば、後輩の指導とか後輩の育成もマネジメント経験の中に入ってくるということになりますね。

というのは、後輩を指導・育成するのはそもそもなぜか?と言ったら、彼らを戦力にして会社の経営課題を解決したりとか営業目標を達成したりとか、そういったことを追求するために指導・育成をしているわけですよね。だとすると、こういった後輩の指導・育成というのも、広い意味ではマネジメント経験に立派に入ってくるということになります。

以上の内容を踏まえたときに、これを見ている皆さん方がもしも、私マネジメント経験ちょっとでもあるかも!と思った場合には、2級職の検討を積極的に考えてみてもいいのかなと思います。

というのは、2級職は1級職と違って「主任」というポジションになります。この主任というポジションは、後輩の指導・育成に携わることはもちろんなんですけれども、それ以外にも係長の補佐という役回りにもなってくるんですね。すなわち言ってみれば、マネジメント経験をすることになるのが主任からという形になってきます。

そういうことになると、まさにそういったマネジメントをしていくことになるのが2級職以上すなわち主任職以上ということになるので、そういった経験があるのなら2級職を受けてみてもいいんじゃないのかという話になってきますよね。

しかし、もしも皆さん方がご自身の職務経験を振り返ってみたときに、自分はちょっとマネジメント経験は無いなということであれば、そのときには基本線としては1級職の受験を検討してみるという方向性がよろしかろうと思います。

いずれにしても、2つ目の変数として重要になってくるのが「マネジメント経験の有無」ということでありました。

役職に就いている

3つ目が、役職に就いているか否かであります。おそらくこれを見ている皆さん方の中には、役職に就いている方もいれば就いていない方もいると思うんですけども。

役職に就いているという方。1級職を受けていると、面接に入ってから「今役職に就いてらっしゃいますけれども2級職の受験って考えなかったんですか?」とか、そういった形での追求がやはり発生してしまうんですね。ですので、役職に就いている場合には基本線として2級職の受験を検討してみてもいいのかなと思います。

これまでのGravityの指導経験を振り返ってみても、例えば市役所とかに勤務していてすでに主任である方が1級職を受験すると、やっぱりどうして今主任なのに2級職を受験しなかったんですか?という風に、わりと追求されているなという印象はございます。もちろんそういった追求があっても、1級職として合格している人はいるわけですけれども。

そのような追求が一般に発生するということを考えますと、面接官としては、すでに役職に就いている方が2級職じゃなくて1級職を受けるのを若干訝しがるということは言えそうですよね。

ということでもございますので、もちろんケースバイケースではありますけれども。皆さん方がもしも今の組織の中ですね、民間企業とか自治体とか官公庁でも構わないですけれども、何かしらの役職に就いている、分かりやすい役職に就いている場合には、基本線としては2級職の受験を検討してみてもいいのかなと私は思います。

なお、下記の記事では市役所で役職に就いていた受験生の合格体験談を紹介しております。

おわりに

ということで、皆さん方に対して本日は、1級職を受けるのか2級職を受けるのか、その際の判断基準として3つのものをご案内しました。復習しますと、①年齢②マネジメント経験③役職という話でしたね。

この3つ、一応の判断基準としては有効だと思うんですけれども。とはいっても、人には人の乳酸菌、人には人のストーリーでございます。

皆さん方にあってもおそらく、この3つだとこっちの方がイイのかもしれないんだけれども、自分の人生とかストーリーを踏まえたときにはこっちの方がイイのかもしれないなというのはやはりあろうかと思います。ですので、今回ご案内した3つのものについては、あくまでも一応の目安・判断基準と捉えていただければと思います。

この3つの基準+皆さん方がこれまでどういった人生を送ってきたのか、それによってもまた結論は変わってくる可能性がございます。ですので、そこから先についてはもう一度ご自身なりに自分の人生を振り返ってみたりとか、そういったことを踏まえながら1級職を受けるのか2級職を受けるのか判断を下していただきたいと思います。

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