【横浜市社会人採用】教養試験対策

今回は、横浜市社会人採用教養試験対策ということでご案内をしてまいります。
横浜市といいますと、多くの受験生が面接重視の自治体だというふうに理解をしてらっしゃいます。

これは誠に妥当な理解であるんですけれども、ただ一方でですね、筆記試験を超えないと面接にたどり着けないというのはやはり事実でありますので、今回はその教養試験、筆記試験ですね、これについてご案内をしていきたいと思います。

大枠で申し上げますと、4つのことを申し上げます。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

1次は教養試験だけで決定

1つ目に、一次試験の合否は完全に教養試験のスコアのみで決定されてまいります。
このあたりは、特別区との大きな違いですよね。

特別区の場合には、教養試験のスコア、当然重要ではあるんですけれども、足切りとしての意味合いしか持っておりません。
足切りを突破したのであれば、あとは職務経験論文と課題式論文ということで、論文の成績で一次の合否が決まってくる。

しかし、横浜市の場合には、教養択一のスコアのみで、一次の合否が決定されてまいります。
ということは、特別区と比べた場合には教養試験の重要性というのがそれなりに高いということは言えると思います。

しかも一次倍率どのぐらいなのかといったときに、もちろん年によっても変動はありますけれども、近年、だいたい3倍から4倍前後で推移しています。
もちろんこれを高いと見るか低いと見るか、いろいろ見方はあると思いますけれども、決して低いというふうに言うことはなかなかできないように思います。

その意味で、教養試験、やはり受験生まず力を入れるべきところではないか。
そういうふうに思います。

問題は割と易しめ

2つ目に、問題の難易度は、わりと優しめという特徴があります。
これはですね、横浜市社会人採用枠だけではなくて、大卒程度枠でも比較的見られる特徴なんですけれども、横浜市役所が出題してくる問題っていうのはわりと優しめだなっていうような印象がありますね。

もちろん、年ごとの変動があるので、今年どうなるとか、来年どうなるとか、そういう予測完全に行うことっていうのは、難しいわけですけれども、概して問題自体は優しめだなという印象を受けます。
社会人採用なんで問題が易しめなのといったときに、これ理由は明快でありまして、いわゆる受験資格ですね。

ここのところに学歴要件を課していないからなんですよね。
おそらくなんですけど。

つまり受験要件、ここに大卒程度というのが仮にあるのであれば当たり前ですけれども、そこで出題する問題っていうもの大卒程度に設定することができますよね。
でも、高卒程度の方であったとしても受験することができるんですよ、学歴要件というものが、横浜市の社会人採用ではないので。

ということになってくると、高卒の方であったとしても挑めるようなレベル、こういう問題ってものを出す、これが自然な形ですよね。
したがいまして、問題自体は、大卒程度の問題よりは優しめかなというのが私の印象ですね。

実際にホームページに過去の例題ですね、これが載ってると思うんですけれども、見ていただくと、数的処理、確かにこれはかなり優しいなっていうのが、見ただけですぐわかると思います。
その意味で、わりとやさしめの問題が中心でありますので、基礎的な知識ですね、こういったところをきっちり習得できているかどうか、今から復習やるっていう方は、基礎的な部分ですね、ここをきっちり押さえておくっていうのがとっても大事なのかなというふうに思います。

応用レベルのものにガツンとアタックしていくっていうよりは、基礎だったり、平均的な問題ですよね。
こういうものをいかに取りこぼさないかっていうのが、横浜市の教養試験では、一時的には重要になると思います。

社会科学・時事の出題が多い

3つ目に、社会科学と知事の出題数が多いということはぜひ知っておいてください。
どういうことかと申しますとね、横浜市の教養試験、問題数は40問で全問必答という形になっております。

つまり、逃げることはできないと。
でもですね、40問のうちどのぐらいが社会科学、あるいは時事が占めているのかというと、これおそらく年によっても多少の変動があるような気がするんですけれども、だいたい20問にいくかいかないかぐらいの問題っていうのが、社会科学と時事から出題されております。

つまり、ものすごいたくさん社会科学と時事が出てくるんですよね。
他の組織だと、あんまりこういうことはありません。

例えばですね、川崎市なども社会科学の出題が比較的多いかなと感じる自治体の一つではあります。
しかしですね、川崎市と比べても横浜市の方が、社会科学の出題、あるいは時事の出題ですね、これが多いなという印象があります。

したがいまして、ちょっと今まであんまり勉強できてなかったんだけれども、なんとか追い込んで、教養試験、横浜市のそれ、ハイスコアを狙っていきたいっていう場合には、これから社会科学ですね、ここに力を入れていく、あるいは時事のところに力を入れていくのがいいんじゃないかなと思っております。
ただですね、時事に関しましてはやっぱり未知の論点だったりとかが出てくる可能性、排除することができません。

それに対して社会科学は範囲もわりと狭め、というところがありますので、私であれば社会科学を固めていくかなというふうに思います。
特に社会人受験生の皆さんの場合には、日々お仕事でスッゴイ時間取られてると思うんですよ。

なので勉強に割り当てる時間っていうの、なかなか捻出できなくて困ってるっていう人も多いと思うんですよね。
そんな方々にあっては、横浜市の社会人採用1次試験までのところでは、とにかく社会科学っていうのにフォーカスをして対策をしまくるっていうのが一つ、効率的な打ち手かなというふうに思います。

人文・自然の出題は少ない

4つ目に、人文科学と自然科学の出題数はかなり少なめというのも一つの特徴ですね。
で、どういうことかと申しますとね、これ、例えば特別区経験者採用の場合ですと、選択回答の部分、社会科学と人文科学と自然科学っていうのは、わりとバランスよく出題されてますよね。

5問、5問、5問みたいなイメージじゃないですか。
それぞれ各分野ね。

なんですけれども、横浜市の社会人採用試験の場合、教養試験は人文科学と自然科学の出題数は、社会科学の出題数に比べると、あるいは社会科学と時事の出題数に比べると明らかに少なめというのが一つの特徴になっています。
ですので、例えば特別区経験者採用にあっては、人文科学とか自然科学、結構力を入れてましたっていう方々も、もしかしたら中にはいらっしゃるかもしれません。

でも、残念ながら横浜市の場合には、人文科学と自然科学からの出題っていうのはそこまで多くないんですね。
ですので、そこで点を取ろうと思っていた方々も少なくとも出題数が少なめだっていうところを考えると、人文と自然にそこまで注力し過ぎるっていうのはあんまりいい打ち手だと私は思わないですね。

ですので、例えば今からであったとしても、さっき申し上げたような社会科学に軸足をシフトしていくっていう方が横浜市のことを考えたときにはベターじゃないかなというふうに思います。

横浜市について今後も発信

ということで、今回は横浜市社会人採用試験の教養試験対策についてご案内を申し上げました。
今回は教養試験対策にフォーカスをしてご案内をいたしましたけれども、以降の動画では、論文試験、あるいは面接試験についてもご案内をしていきたいというふうに思っております。

ですので、例えば、横浜市が第1志望ですとか、あるいは横浜市を併願してますという方々にあっては、ぜひ以降の動画もご覧いただければなというふうに思っています。
それではまた次回の動画でお会いしましょう。

ありがとうございました。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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