【特別区経験者採用】不合格からの再受験

【相談内容】

私は今年31歳になり職歴は小売業に10年従事している者です。本年度の特別区1類試験を受験し、残念ながら二次試験で落ちてしまいました。

二次試験の為に、何人かの講師の先生と面接練習を重ね、本番での受け答えもしっかり出来た感触があるのですが、落ちた理由がなかなか分からない状態です。

そこでいくつかお聞きしたいのですが、1つ目が、筒井先生が指導してきた経験上何かアドバイスありますでしょうか?2つ目が、年齢の関係上、来年の特別区経験者採用を受ける予定ではいますが、再受験で合格できる可能性はありますでしょうか?

【はじめに】

早速お答えしましょう。ご質問の1つ目はアドバイスというより、まず「なぜ自分は落ちてしまったのか」という分析を求めているのではないでしょうか。情報量が限られているため完璧とはいきませんが、考えられる可能性を私なりにお答えします。

面接が成功したケース

ご自身としては、Ⅰ類の面接を受けてみて「悪くなかった」という手応えがあるとのことです。まずはそれが妥当な認識だったと仮定して、「面接が現に成功していたケース」で分析を進めてみましょう。

面接の感触が悪くなく、実際に良い評価をもらっていたとして、ではなぜ落ちたのか。その場合、可能性はたった一つ。教養・専門・論文のスコアが伸び悩んだ、ということです。

もちろん1次試験を通過しているのですから、教養も専門も論文もそこそこの仕上がりだったのでしょう。ただ、気をつけてほしいのは、面接からの勝負は、教養・専門・論文をそこそこ以上にできた受験生だけで争われるということ。仮に1次をわりとぎりぎりで通過していた場合、面接の出来が平均的であれば負けてしまいます。

1つ目のパターンとしては、面接は成功したものの、教養・専門・論文がそもそも伸び悩んでいた、というケースが考えられます。

実は失敗していたケース

次のパターンは、「実は面接が失敗していたのではないか」というケースです。

ご相談者としては「結構手応えがあった」「感触は悪くなかった」ということかもしれません。しかし、自分がうまくいったと感じているだけで、本当はうまくいっていなかったというケースも実際にあります。

たとえば、前年に特別区経験者採用で残念な結果に終わった方に、「昨年どういうやり取りだったのか再現してみてください」とお願いすることがあります。面接官からこういう質問があり、自分はこう返した、ということを文字に起こしてもらって拝見するわけです。すると、「この返しは少し厳しい」「前後の回答が全くつながっていない」ということが少なくありません。自分の感覚と、引きの視点からプロが客観的に見たときの感覚にずれが生じているのです。

つまり、「主観的な評価」と「客観的な評価」の間にずれがあることがかなり多い。ご相談者ももしかしたらそうだったのかもしれません。

もちろん、複数の講師に見てもらったとのことですので、大きなずれはなかった可能性もあります。ただ、「講師から面接の指導を受けた」というのが具体的に誰なのか、模擬面接を何回くらい行ったのか、といった情報がないため、確定的なことは言えません。可能性として、面接に対する主観的評価と客観的評価がずれていたのかもしれない、というのが思うところです。

経験者採用でのリベンジ

そのうえで、来年以降に特別区経験者採用でリベンジしたい、ということについて。結論から言えば、ご相談者には「十分合格の可能性がある」と考えています。

ご相談者は働きながらⅠ類の試験を受け、しかも、あれだけ専門科目の多い試験で1次試験を通過しています。相当な学力があるか、相当な根性があるか、あるいはその両方か。そういう方であれば、経験者採用でリベンジを果たす可能性は大いにあるでしょう。

ただし、1点だけ気をつけてほしいことがあります。Ⅰ類の場合、1次試験を通過するかどうかは教養・専門・論文の3つの評価の合算で決まるもの。一方、特別区経験者採用の1次試験には教養と論文がありますが、教養は足切りとしての意味しか持たず、1次を通過できるかどうかは課題式論文と職務経験論文、2つの論文の出来だけで決まります。Ⅰ類とはかなり異なる仕組みです。

ですから、来年以降に特別区経験者採用で合格を勝ち取りたいのであれば、とにかく論文に注力する。論文にすべてのリソースを投下する。そのくらいの感覚で取り組んでください。Ⅰ類との違いをきっちり踏まえたうえで臨めば、学力や根性、あるいはその両方を持つご相談者なら、きっと合格を勝ち取れるはずです。

今年の結果は本当に不本意だったと思います。ぜひ来年以降のリベンジに向けて頑張ってください。

ちなみに、特別区経験者採用を目指す転職理由については、下記の記事で詳しく解説しています。

✅2700名以上が登録中の公式LINE!

Gravity公式LINEのご案内

特別区経験者採用を受験するなら登録必須のGravity公式LINE!
受験生のほとんど(2700名以上)が登録中で、既に有料級情報を手に入れてます!

✅1位合格者の面接復元
✅初学者向け合格ロードマップ
✅面接対策「試験概要」解説講義
✅2級職「職場事例問題」解説講義
✅「1級職 or 2級職」オススメ級診断

ご登録は下記ボタンから!

この記事の筆者
筒井夢人

公務員試験社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。Gravity副代表兼専属講師として、社会人採用の指導を専門的に行っております。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

特別区経験者採用