【特別区経験者採用】合格者の職種・業界・雇用形態

【相談内容】

特別区経験者採用試験(1級職)の事で質問がございます。

どのような職種の方が多く合格している傾向ですか?

また、現在私は契約社員として働いておりますが、現職が正社員でないと合格は難しいですか?

【はじめに】

まずは1つ目の、職種あるいは業界について。このあたりから言及していきましょう。

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【特別区経験者採用】合格者の職種・業界・雇用形態

職種

ここからの話はあくまで傾向、それも私が直接観測してきた範囲でのものですので、多少バイアスがかかっているかもしれません。その点は割り引いて読んでください。

まず職種について。よく見かけるのは、1つ目にいわゆる事務職です。市役所で事務職員をしている方、企業で事務職員をしている方。企業でも行政組織でも、事務職と一口に言ってもいろいろな仕事がありますが、事務職の方はよく見かけます。

それ以外では、営業職の方も比較的見かける印象です。営業といっても業界はさまざまですが、比較的よく見かけます。

ただ、これはあくまで「私がよく見かける」という話であって、「この職種でないと受からない」ということでは決してありません。事務職や営業職以外にも、技術職、いわゆる技術屋をしている方が事務職を受けて合格した例もありますし、学校の教員をしている方が特別区経験者採用試験を受けて事務職に合格した事例もあります。

比較的よく見かけるのは事務職と営業職ですが、それ以外にもいろいろな職種の方が最終合格していますので、職種をそれほど気にする必要はないでしょう。

業界

業界についても、ばらばらではあります。

よく見かけるのは、1つ目に行政組織。市役所や県庁、国家公務員として働きながら、特別区経験者採用試験の事務職を受けて合格していく方は非常に多い。それ以外では、金融業界も比較的よく見かけます。銀行や信金にお勤めの方、保険業界にお勤めの方などです。

ただし、教員をしている方、そのつながりで塾・予備校にお勤めの方、メーカーにお勤めの方も当然います。業界もかなりばらばらだという印象です。

繰り返しになりますが、「現職の公務員でないと受からない」「金融業界出身でないと受からない」ということでは決してありません。このあたりは参考程度に受け取ってください。

雇用形態

2つ目は雇用形態について。ご質問に「現職が正社員でないと合格は難しいか」とありましたが、決してそんなことはありません。

もちろん、私が観測してきた範囲では、受験生には正社員の方が比較的多いという印象は確かにあります。市役所の職員にしても金融で働く方にしても、いわゆる正社員の方が多い。

しかし、それと「正社員でないと受からない」は全く別の話です。たとえば、ある年に受験して残念な結果に終わり、翌年どうしてもリベンジしたい、ということで自分の住んでいる市役所で非常勤職員、いわゆる会計年度任用職員に就き、市役所の仕事を学びながら翌年リベンジを果たした方を数多く見てきました。

契約社員を含め、いわゆる非正規の職の方が受からないのかといえば、決してそんなことはありません。実際、非正規社員や契約社員という立場で特別区経験者採用試験に合格していく方は大勢いますので、「契約社員だから受からない」と思う必要は全くないのです。

「ストーリー」こそ重要

もっと言えば、面接で勝つことを考えたとき、私は職種や業界、雇用形態がそれほど重要だとは思っていません。

受験生は、そうした「点」にフォーカスしがちです。「こういう職種でないと受からないのか」「こういう業界でないと受からないのか」と点に着目し、「受かる人たちはその点を何か持っていたのだろう」と考えてしまう。

しかし私からすると、それはあまり本質的な議論ではありません。本当に重要なのは、点ではなく「線」としてつながっているかどうかです。

職種、業界、雇用形態は、皆さんにとって過去の話にあたります。過去について本当に考えなければならないのは、「こういう経験をしてきたから、今こういう理由で特別区経験者採用試験を受験し、特別区で働きたいと思っている」というように、過去・現在・未来がきっちり線になっているか。つまり、ストーリーとして成立しているかどうかのほうが、よほど大事なのです。

ですから、この職種は受かるか受からないか、この業界では受からないのではないか、この雇用形態では駄目なのではないか。そういう話は本質的ではないと私は思っています。本質的に重要なのは、過去・現在・未来がきっちりストーリーになっているかどうか。

自分の過去や現在、つまり職種や業界、雇用形態について不安に思うところがあるかもしれません。しかし、過去・現在・未来がつながったストーリーに練り上げていけば、それは克服できます。どうやって線としてつないでいくのか、「線としてつないでいくのだ」という感覚さえきちんと持っていれば、面接は突破できるはずです。

「ストーリーとしてつなげていく」ことが面接の本質だと、私は考えています。自分が今持っている点が、一見すると不利に見えたり、どうつなげばよいか分からないものだったとしても、ストーリーは必ず紡げます。ご自身の属性が即座に不利になる、と考える必要はあまりないでしょう。

ちなみに、特別区経験者採用における休職歴と勤務期間については、下記の記事で詳しく解説しています。

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この記事の筆者
筒井夢人

公務員試験社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。Gravity副代表兼専属講師として、社会人採用の指導を専門的に行っております。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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