【公務員試験】論文力の鍛え方・勉強法を奥田先生に聞いてみた!

今回は、論文力の鍛え方・勉強法というテーマでお届けします。
社会人採用の論文対策を担当する奥田先生に、どうやって論文力を鍛え上げてきたのかを伺いました。

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【公務員試験】論文力の鍛え方・勉強法を奥田先生に聞いてみた!

筒井の持ち込み企画「教えて奥田先生」

筒井夢人
筒井夢人

いつもは奥田先生からネタを振っていただいて、私が答えるというのをやっていたんですけど、全国の皆さんの中には、「奥田先生の話をメインで聞いてみたい」という人もたくさんいると思うんですよね。
ですので、今回は筒井の持ち込み企画ということで、「教えて奥田先生」と題して、あれやこれやと聞いてみようという趣旨でございます。

奥田恭央
奥田恭央

ぜひよろしくお願いします。

筒井夢人
筒井夢人

はい。
やはり奥田先生といえば、社会人採用の論文対策のカリスマ、六大将軍の一角みたいな感じですからね。
全国の童信たちは、絶対に論文を鍛えていきたいと思っているはずなんですよ。
天下の大将軍に鍛えてほしいと思っていると思います(笑)

なので今回は、奥田先生がどうやって論文力を鍛え上げてきたのかを聞いてみたいと思います。
今もトレーニングしていることもあれば、学生時代や社会人時代に「こういうことをやっていました」というのも当然あると思うんですけど、どんなトレーニングをしてきたのかを、ざっくばらんに伺いたいと思います。
いかがでしょう?

鍛え方①:1つのテーマで何度も書き直す

奥田恭央
奥田恭央

そうですね、私が論文試験対策に本格的に取り組んだのは大学生のときでした。
ちょうど大学のゼミの教官が元東京都の職員の方で、採用の面接官や都庁の論文試験の採点者もやっていた方でした。
当時は石原都知事のスピーチライターもやっている先生でしたし、公務員試験の参考書や、公務員用の国語の教科書なども執筆しているような先生でしたので、その先生に「僕を鍛えてください」とお願いしたんですね。

そのとき先生から言われたのは、まず1つのテーマで論文を何度も書きなさいということでした。
いろいろなテーマで論文を書くのではなく、まず1つのテーマで書いて、それを添削してもらって、修正して、また見てもらって、また添削してもらって……というのを4回、5回と繰り返して、1本を完成させる訓練をさせられたんですね。
それをやることで、論文の正しい形や必要な文章力が身について、それが他のテーマでも応用できたかなと思います。
これが、僕の1つ目の思い出深い、論文力を鍛える取組になります。

筒井夢人
筒井夢人

なるほど。
これはちょっと余談なんですけど、まったく同じことを村上春樹が言っていた気がするんですよね。

奥田恭央
奥田恭央

本当ですか(笑)

筒井夢人
筒井夢人

たしか、『職業としての小説家』という本の中で、「どうやったら文章力はつくんですか」みたいな話がありました。
自分も最初に書いたときはイマイチな文章になる、だから同じ内容でも何度も書き直したりしていく、ということが書いてあったので、まさに奥田先生のやり方がドンピシャリみたいな感じですよね。

奥田恭央
奥田恭央

そうですね、ここは結構おすすめです。
皆さんも、いろいろなテーマを片っ端から書くのではなく、まずは1つ、しっかりいいものを作り上げるということをやるといいかなと思いますね。

鍛え方②:上手い人の文章を何度も読んで模倣する

筒井夢人
筒井夢人

なるほど。
そういう形で1つのテーマを掘り下げていいものを作っていく以外で、意識されていたことや、やっていたトレーニングはありますかね?

奥田恭央
奥田恭央

あとは、上手い人の文章を何度も読むということをやっていました。
自分なりの文章の師匠を見つける、みたいな感じですかね。

たとえば書籍でも、「この人の文章は上手いな」「この人の文章が好きだな」という人を見つけたら、その方の本を全部買って、何回も読んだり、音読したりしました。
電子でもその書籍を購入して音声で聞いて、その文章、文体を体に飲み込むようにしていました。
基本は、上手い人を見つけて、その人を徹底的に模倣するというのが、文章力を鍛えるうえでは役立つなと思いますね。

筒井夢人
筒井夢人

なるほど。
これはもう完全に、キングダムでいうと、救国の英雄、劇辛将軍のやり方じゃないですか(笑)
燕の大将、劇辛が、楽毅ですよね、その自分よりすごい将軍の戦を全部盗もうとした、みたいなセリフがあったと思うんですけど、やっぱり模倣して真似ていくというのは効く、ということですかね。

奥田恭央
奥田恭央

私は剣道もやっていたんですけど、スポーツや武道でも同じで、上手い人を見て盗むというのは、たぶんすべてにおいて共通の要素だと思います。
まさに、キングダムでいうなら、桓騎のような奇策ではなく、王道で行くというところが結構大事かなと思いますね。

鍛え方③:面倒でもアウトプットする

筒井夢人
筒井夢人

素晴らしいですね。
そういう形で、言ってみれば真似ることでトレーニングしていく。
それ以外に、「こんなこともやっていました」というところはありますかね?

奥田恭央
奥田恭央

しっかり学んだ後は、アウトプットをする、つまり論文を書く練習をするということですね。
ここも受験生、特に社会人の場合は、「面倒くさいな」「時間がないな」「疲れたな」ということで、頭で学んでもアウトプットしない方が多いんです。
でも、面倒くさくても紙に書く、原稿用紙に書く、時間を計って論文を書いてみる。
このアウトプットをすることで、文章力も上がっていきますし、表現も上手くなっていくんですよね。

やはり最後は、とにかくアウトプット。
原稿用紙に、面倒くさくても書いてみるということをやってみてほしいなと思います。
私も実際、受験生のときは、どれだけ疲れていてもやるようにしていました。

筒井夢人
筒井夢人

なるほど。
言われてみれば当たり前なんですけど、実際に何かやるというのは絶対に大事ですよね。

キングダムの話ばかりで恐縮ですけど、王騎とか王齕とか白起とか、あの辺りが脳内の戦だけで六大将軍になったわけないじゃないですか。
何度も合戦に出て、そこで鍛えていったというのが絶対に真実だと思うんですよね。
この辺り、Gravityでも実際に書くことを結構大事にしていますよね。

奥田恭央
奥田恭央

そうですね。
Gravityの、たとえば特別区合格講座では「論文答練」といって、実際に教室で時間を計って、よーいドンで書いてもらう訓練を何度も何度もやっていました。
これも、とにかく全員に強制的にアウトプットしてほしいという思いがあってやっていました。

オンライン予備校のいい部分もあるんですけど、一方で、オンラインでやると論文対策がおろそかになるというデメリットもあるんですよね。
だからここはもう強制的に、受講生にはちょっとスパルタ式で、必ず教室に来て書いてもらうという取組をやっていました。
手前味噌ですけど、Gravityの特別区経験者採用は、毎年1次試験の論文試験の合格率が9割を超えています。
合格率が高い理由は、早くから論文を手書きで書く訓練を徹底していることがあるのかなと思っていました。

筒井夢人
筒井夢人

これはもう間違いないですよね。
普段は王騎将軍みたいに「ココココ」という感じですけど、論文答練のときはもう鬼の奥田、首切り桓騎みたいな感じになっているぐらい厳しいんです(笑)
やっぱりそういう実戦のトレーニングがあるから、受講生もみんな強いのかなという感じがすごくしますね。

他の予備校の模試も活用する

筒井夢人
筒井夢人

ここからちょっと話がそれちゃうんですけど、受験生当時、模試みたいなものってあるじゃないですか。
ああいうのを受けたり、模試の中で論文を実際に書いて評価を受けたり、ということはありましたか?

奥田恭央
奥田恭央

やっていましたね。
他流試合じゃないですけど、大学生のときも、自分が通っている予備校以外の予備校の模擬試験にも申し込んで受けに行っていました。
慣れない場所、慣れない環境、慣れない雰囲気で、試験本番と同じように書くということを自分に課してやっていましたね。

ここも結局はアウトプットということで、他の予備校の模試を使って自分の力を鍛えるということは、何度もやっていました。

奥田先生のおすすめ書籍

筒井夢人
筒井夢人

素晴らしいですね。
それ以外だと、奥田先生が先ほどおっしゃった「上手い人の文章を真似しましょう」もそうですし、参考書などで使われたものもあると思います。
文章力を鍛えるでもいいですし、論文でもいいと思うんですけど、「これは結構おすすめです」「実際に読みました」という本だと、どういうものがありますかね?

奥田恭央
奥田恭央

これは公務員試験の本ではないんですけど、使ってよかったな、職場でも仕事でもよく影響が出たなというのは、『考える技術・書く技術』という本ですね。
この本はたぶん出版されたのが1999年とかで、結構古い本だと思うんですけど、いまだに結構売れ続けている本です。
コンサルやビジネスマンでも、文章や資料を作ることが仕事になっている方はいまだに使っている本なので、文章力を上げたい、論理的に書けるようになりたいという方は、この『考える技術・書く技術』を使ってみてもいいんじゃないかなと思いますね。

この本は大学生のときだけでなく、市役所職員になってからも読むようにしていました。
やはり、それを読んだ後に資料などを作ると、上司からも「読みやすいね」「わかりやすいね」「論理的だね」と評価をもらっていたので、結構おすすめの本になっています。
ただ、ボリュームがあってかなり細かく、内容も難しいので、初めて文章を学ぶ方にとってはちょっとハードルが高いかなと思います。
もし興味があれば、その前に別の本を使って慣れてから、今言った本を使ってみるといいかなというところですね。

あとは、もっと基本的なところでいくと、『文章力の基本 77のテクニック』という本も、当時結構読んで使いました。
この本自体をおすすめするというよりも、この本のいいところは、ビフォーとアフターがあるんですよね。
「これが悪い例ですよ」「こういうふうに直すと良くなりますよ」というアフターがちゃんと載っているので、これが非常に役立ちました。

ですので、皆さんも文章術の本などを読んで文章力を上げたいなと思うときには、ビフォーとアフターが載っている参考書やテキスト、書籍を使うのがおすすめという感じになりますかね。

筒井夢人
筒井夢人

なるほど。
素晴らしく実践的なアドバイスだったと思います。
どのみち公務員になったら、文章力はすごく大事になると思いますので、論文対策の一環としても、ベースの力を上げるという意味でも、今紹介いただいた本を読んでみるとすごくいいかもしれませんね。

なお、本番で論文が書けない人の特徴については、下記の記事で詳しく解説しています。

【公務員試験|経験者採用】本番で論文が書けない人の特徴3選
公務員試験の経験者採用(社会人採用)受験生を指導してきた範囲で「論文添削での評価は悪くないのになぜか本番で書けない」という方に多い特徴、これを3つほどご案内したいと思います。

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この記事の筆者
筒井夢人

公務員試験社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。Gravity副代表兼専属講師として、社会人採用の指導を専門的に行っております。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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