【公務員試験|社会人採用】教養試験対策が独学でいい5つの理由

今回は、公務員試験の社会人採用で教養対策が独学でもいける5つの理由というテーマでお届けしたいと思います。

これを読んでいる皆さん方の中には、公務員試験を社会人採用枠で受験してみようかな?そういう風に考えている方も多かろうと思います。その際に、まずは1次試験(筆記試験)の段階で教養試験をパスしなくてはならない自治体が多いと思います。

そういったところを受けていくにあたって、やっぱり教養試験って独学じゃなくて予備校を使わなきゃなのかな?とか、そういった悩みを持たれている方も多いんじゃないかと思うんですけれども。

ただし、繰り返しになりますけれども、私どもGravityとしては社会人採用の教養試験は独学でいけると申し上げたいと思います。そして、そう申し上げると即座に、どうしてですか?という話になると思いますので、私どもがそのように考える5つの理由をご案内したいと思います。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

①問題が平易

1つ目が、問題が平易だからという理由です。

まず簡単にご案内しますと、公務員試験の教養試験には2つの異なったレベルが存在します。それは何かと申しますと、主に大卒程度試験レベルと高卒程度試験レベルという2つのレベルが存在しているんですね。

大卒程度試験というのは、主に大学を卒業なさった方々、いわゆる新卒の方々を中心として受けていく採用試験のことなんですけども。高卒程度試験はそうではなくて、いわゆる高卒の方々、中には専門学校卒の方も含まれると思いますけれども、主にこういった方々を念頭に作成された問題のレベルです。

これ、皆さん方直感的にお分かりいただけると思うんですけども。大卒程度試験レベルに比べて、高卒程度試験レベルのほうが問題が易しいんじゃない?ってなんとなく思いますよね。ご推察のとおりでございまして。大卒程度レベルと比較したときに、基本的には高卒程度レベルは問題の難易度が非常に低くなっているんですね。

皆さん方が主にお受けになる社会人採用枠においてはどっちのレベルが出てくるの?といったときに、これは傾向的なことを申し上げますと、高卒程度レベルのものが出てくることが多いんですね。すなわち、平易な問題しか出てこないのが社会人採用枠になっています。

ということで、問題のレベルが平易なんだったら、基本的には予備校を使わなくても大丈夫そうだなというのはなんとなくご理解いただけると思います。

ということで繰り返しますけれども、社会人採用枠においては問題のレベル自体が非常に平易ということもございますので、予備校を使う必要はないんじゃないかというのが私どもの意見です。

②高得点が不要

2つ目が、高得点が不要だからという理由です。

例えば、今皆さん方が検討している社会人採用枠は、基本的に受験生の99.9%が働きながら受験を検討しています。これを考えたときに、皆さん方も社会人として働きながらこれから勉強することになるわけですけれども。なかなか勉強の時間って確保できないですよね。

すでに勉強に入ってる方だったら分かると思うんですけども、やっぱり社会人の毎日ってイレギュラーなことが起こりまくるじゃないですか。例えば、仕事で残業することになったとか、家庭で突発的なイベントが発生して勉強予定してたんだけれどもどうしてもできない、みたいなこと多いですよね。

それは皆さん方だけじゃないんですよ。受験生のほとんどが社会人をやりながらなので、どうしても勉強時間の確保に四苦八苦しているんですよね。

ということになってくると、勉強をガチガチに追い込むことができる大学生と比較したときに、全員勉強時間をそもそも確保できていないわけじゃないですか。だとすると、そもそも筆記試験を突破するためのハードル、筆記試験で求められる点数って低そうだなという感じが分かりますよね。

大学生の場合には、すべての受験生が勉強をする時間がたくさんあるので、どうしても1次試験突破のハードルって高くなるんですよ。でも、社会人受験生の場合には全員がそもそも勉強時間を確保できていないので、そんなに高いスコアを要求されるということ自体が基本的にはないんですよね。

だとすると、無理に予備校を使ってガチガチに追い込まなくても、独学でしっかり自分なりに勉強時間を確保できるときに対策を進めていけば、突破できそうだなという感じがしますよね。

ということで繰り返しになりますけれども、基本的に社会人採用枠の場合には高得点を求められるということはございませんので、予備校を無理に使わなくてもいいんじゃないのかというのが私どもの見解でございます。

③メインは「数的処理」のみ

3つ目が、メインの科目が「数的処理」のみだからという理由です。

おそらくこれを見ている方々は、公務員試験の教養試験においてどんな科目が出題されるのかな?ということで、とりあえず問題をパラパラ見てみたという方が多いと思うんですよ。その中の科目として「数的処理」という科目がありましたよね。

この数的処理という科目は、公務員試験の教養試験の中で最も出題割合が大きい科目となっています。すなわちたくさん出てきますよ、と。

出題割合が一番大きいということは裏返しますと、数的処理だけをしっかり仕留めることができれば、ある程度教養試験って突破できてしまうんですよ。

もちろん、数的処理以外に「文章理解」という科目もございます。文章理解も出題数自体はそれなりにあるわけですけれども、やはり出題数全体としては圧倒的に数的処理のほうが出題割合が大きいのが実情であります。

ですから、文章理解がそこまで苦手じゃないという方の場合には、数的処理だけをガチガチに追い込んでおけば十二分に教養試験の突破は可能ではないかと私自身は考えます。

それを考慮したときに、例えば皆さん方が予備校に入って教養対策をやり込むということになると、予備校においては基本的に教養試験というのは、数的処理も文章理解も人文科学も自然科学も社会科学も時事もすべて対策することになるんですね。

でも繰り返しますけれども、対策の一丁目一番地、基本のキになってくるのは数的処理だけなわけです。それを考えますと、無理に色々な科目を勉強することになる予備校のパックを使うのってちょっとどうなのかな?という感じになってきますよね。

ということでもありますので、皆さん方が対策をすべきなのが数的処理だけなんだということを考えると、無理に予備校のパックを使う必要はないんじゃないかという結論が出てこようかと思いますので、私どもとしては、数的処理だけ独学でガチガチに追い込むことができれば十分戦えるのではないかと考えております。

④予備校の講義は無駄も多い

4つ目が、予備校の講義には無駄も多いという点も挙げなければなりません。無駄ってどういうことですか?ということをご案内するにあたっては、2つの観点からご案内してみたいと思います。

1つ目の観点が何かと申しますと、問題のレベルに関する無駄ですね。

先にご案内をしたとおり、皆さん方が社会人採用枠で教養試験を受ける場合には、出題される問題は高卒程度レベルであることが大半です。ですけれども、皆さん方が予備校で教養試験対策をするときには、基本的には高卒程度レベルだけではなくて、大卒程度レベルの問題も講義内で一緒に取り扱われることになるんですね。

でも皆さん方からすると、大卒程度レベルの問題が解けるようになる必要って基本的にはないじゃないですか。だってそれは出てこないわけですからね。それを踏まえたときに、無理に鍛えすぎるということになってしまいますよね。

皆さん方に時間がたくさんあって労力もたくさんかけられるのであれば話は別ですけれども、お忙しい社会人にとっては、無理をして大卒程度レベルの問題まで講義をわざわざ受けて解けるようになる必要はありませんよね。

その意味で考えますと、やはり高卒程度試験レベルだけの問題集・参考書を独学でやったほうが効率的なんじゃないか、大卒程度レベルのやつまで講義を受けることになるのは少し効率的ではないんじゃないか、ということは言えそうですよね。これが1つ目です。まずは「難易度」の観点から無駄があるんじゃないのか?ということ。

そして2つ目の観点は、志望先に関する無駄という点が挙げられます。

例えば、これを見ている方の多くがおそらく、社会人採用枠の中でも地方公務員を受験しようかなと考えているんじゃないかと思うんですよ。市役所とか特別区とか県庁とか、こういったところを念頭に置いていると思うんですね。

ですけれども、皆さんが予備校で講義を受けるときには、基本的には地方公務員の問題だけではなくて国家公務員の問題もたくさん解くことになるんですよね。

すなわち、予備校の講義では受験生がどこを受験するかということは識別できないじゃないですか。地方公務員を受ける人もいれば国家公務員を受ける人もいるわけですよ。

そういうことになると、講義内で地方公務員の問題だけではなくて、国家公務員の問題も扱わなくてはならないという形になってしまうんですよね。でも、皆さん方が地方公務員しか受けないということだったら、無理に国家公務員試験の問題まで解く必要ってないじゃないですか。

ということで、このように問題のレベル・志望先の2つの観点から、予備校の講義というのは若干非効率なところもあろうかと思います。ですので、自分が受ける試験のレベルに合わせて、そして自分の志望先に合わせて、教養試験対策は独学でやるほうが効率的なのではないかと言えようかと思います。

⑤良い参考書が書店に増えた

5つ目が、良い参考書が書店に増えたという理由です。

公務員試験の対策というのは、一昔前は予備校を使って講義を聞かないと基本的には対策はできませんよというところがございました。ですけれども、近年では参考書のレベルがかなり高まってきていんですね。

ですからその意味で、無理に予備校を使わなくても分かりやすい丁寧な参考書でしっかり対策すことによって十分教養試験を突破できそういった時代が今まさに到来していと私自身は感じています。

ですので、皆さん方にあっては、一昔前であれば予備校を使わないとちょっとキツかったということもあかもしれませんけれども、今は良い参考書が数的処理に関しても文章理解に関しても、その他の一般知識科目に関しても非常に増えてきましたので、そういったものを使うことで十二分に教養試験を突破すことがでんじゃないかと私自身は考えます。

とはいっても、皆さん方からすと、良い参考書っていってもどれが良い参考書なのか?というのがなかなか分からないということもあろうかと思います。

そこでGravityでは、公式LINEにご登録いただいた方向けにオススメの参考書をご案内しています。Gravityの公式LINEにご登録をいただいた上で、トーク画面において「参考書」とつぶやいていただくと、皆さん方にこれがオススメの参考書ですよというものをご案内しています。

ということで、このような形で解説が分かりやすい参考書、丁寧に説明してくれ参考書、こういったものを入念にやり込むだけでも十二分に教養試験を突破ことはできようかと思います。

ですので、無理に予備校を使わなくてはいけないとかそういった強迫観念を持つことなく、独学でもいけるんだというマインドセットで教養試験対策を頑張ってみてはいかがでしょうか。

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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