今回は、横浜市社会人採用(春試験)の年齢制限・受験資格・試験内容・受けやすさを解説します。
横浜市は、言わずと知れた人気自治体の1つ。関東では特別区と並んで双璧をなす存在であり、この記事を読んでいる方の中にも受験を考えている方が多いのではないでしょうか。
一方で、初めて受験する方からは「試験制度の内容がよく分からない」という声も聞かれます。
そこで今回は、特に初学の方を念頭に置きながら、横浜市(春試験)の年齢制限・受験資格・試験内容、そして受けやすさについて分かりやすく解説していきましょう。
Gravityでは横浜市社会人採用(春試験)において3位合格者を輩出するなど、合格者をきちんと輩出していますので、そこで得た知見も踏まえてご案内します。
※本記事は令和8年度(2026年度)春実施枠の受験案内に基づく最新情報です。
👇YouTubeでの解説は画像をクリック👇
年齢制限
まずは年齢制限から見ていきます。
令和8年度の春実施枠(事務)では、1964年(昭和39年)4月2日から1996年(平成8年)4月1日までに生まれた方が受験可能。令和9年4月1日時点の年齢でいえば、31~62歳が対象です。
かつての横浜市春試験は30~40歳までと、年齢制限のレンジがかなり狭い試験でした。しかし現在は、他の自治体と比べても非常に幅広い年齢層が受験できる試験へと変わっています。
40代・50代の方にとっても、十分に現実的な選択肢といえるでしょう。
出典:横浜市「令和8年度 横浜市職員(社会人)採用試験【春実施枠】受験案内」
受験資格
次に受験資格です。おさえておきたいポイントは3つあります。
直近7年で5年以上の職務経験
1つ目は、直近7年で5年以上働いていることです。
令和8年度試験では、2019年3月1日から2026年2月28日までの7年間が対象期間。この7年をフルで働いている必要はありませんが、通算で5年以上の職務経験が求められます。
ここでいう職務経験とは、休憩時間を除いて週30時間以上の勤務のこと。この条件を満たす勤務が合計5年以上あれば、受験資格をクリアできます。
職務経験は通算可能(ただし1年以上の継続勤務が必要)
2つ目は、職務経験は通算可能という点です。
通算可能とは、要するに複数の会社での勤務経験を足し合わせてよいということ。
「直近7年で5年以上」と聞くと、転職していて1社で5年勤めていないからダメかもしれない…と勘違いする方がいます。しかし、そういう意味ではありません。
例えば、直近7年で1社目に3年、2社目に2年勤めている場合。3年+2年で合計5年ですから、受験資格を満たすことになります。足し合わせて5年以上あればよいというのが、通算可能の本質です。
ただし注意点として、通算できるのは、それぞれの勤務先で1年以上継続して勤めた経験に限られます。
例えば、1社目に2年、2社目に2年、3社目に半年勤めている場合を考えてみましょう。3社目は1年に満たないため通算できず、職務経験は4年とカウントされてしまいます。この場合、残念ながら受験資格を満たしません。
なお、かつての横浜市春試験では「1社あたり2年以上」という条件でしたが、現在は1年以上に緩和されています。以前の情報で諦めていた方も、改めてご自身の職歴を確認してみてください。
正規・非正規を問わない
3つ目は、正規・非正規を問わないという点です。
この記事を読んでいる方の中には、正社員として働いている方もいれば、アルバイトや派遣社員として働いている方もいるでしょう。
アルバイトや派遣の方は「自分は受けられないのでは…」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
受験案内には、会社員だけでなく自営業者、アルバイト、パートタイマー、公務員等としての経験も職務経験に該当すると明記されています。週30時間以上・1年以上継続という条件を満たしていれば、雇用形態を問わず職務経験として算入・通算できるのです。
現在、非正規の立場で働いている方も横浜市の受験資格をしっかり満たせますので、ぜひ積極的にチャレンジを検討してみてください。
試験内容
次に試験内容です。横浜市社会人採用の春試験は3次試験まであります。それぞれ見ていきましょう。
まず、第1次試験は適性検査SPI3です。
教養試験や論文試験はありません。性格検査(約30分)は自宅等のパソコンで、基礎能力検査(約35分・言語/非言語)はテストセンター方式で受検します。
民間企業でもおなじみのSPIだけが1次試験という、とても受けやすい形式です。配点は80点で、2次試験以降には20点に換算して持ち越されます。
次に、第2次試験はプレゼンテーションです。
毎年横浜市からテーマが与えられます。令和8年度のテーマは次のとおりです。
「これまでの職務経験等から培った自分の強みを、本市でどのように活かしていきたいか教えてください。(直近5年程度のものに限る。)」
職務経験から培った自分の強みを、横浜市でどう活かすのか。まさに自分自身のストーリーを語るプレゼン試験といえるでしょう。
時間は5分以内。プレゼンの後、その内容について個別に質疑応答が行われます。配点は200点で、3次試験には30点に換算して持ち越されます。
そして最後が、第3次試験の個別面接です。配点は600点。1次・2次の換算点(20点+30点)と合わせて最終合格が決まります。
まとめると、1次試験:SPI3、2次試験:プレゼンテーション、3次試験:個別面接。この3段階をクリアすれば最終合格です。
配点を見れば分かるとおり、勝負を分けるのは圧倒的にプレゼンと面接ではないでしょうか。
受けやすさ
最後に受けやすさについてです。さまざまな組織を検討する中で、できれば受けやすいところを受けたいという思いもあるでしょう。
そこで参考程度に、私たちプロの目から見た横浜市春試験の受けやすさにも触れておきます。
結論から申し上げると、「非常に受けやすい」の一言に尽きます。
では、どの組織と比較して受けやすいといえるのか。
この記事を読んでいる方の少なくない割合が、神奈川県内にお住まいの方だと推察します。そうした方にとって、横浜市と同じく馴染みのある自治体といえば川崎市でしょう。
川崎市も横浜市と同様に社会人向けの採用試験を実施していますが、川崎市と比較すると、横浜市の春試験は非常に受けやすいと私は考えています。最大の理由は筆記試験です。
川崎市の経験者採用では、教養試験と経験小論文試験という、いわば本格的な公務員試験の筆記が課されます。横浜市のようにSPIで筆記のハードルが低く設定されているわけではありません。
川崎市を受けるなら、公務員試験の教養対策をしっかり行い、当日は小論文も書く必要があります。
これに対して横浜市は、1次試験がSPIだけ。多くの社会人にとって非常に受けやすい、ハードルの低い試験だといえるでしょう。
神奈川県内や神奈川寄りの東京にお住まいの方は、横浜市の春試験を積極的に受験候補に入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、横浜市の春試験について年齢制限・受験資格・試験内容・受けやすさの4点をご案内しました。
横浜市春試験の倍率・難易度・配点を踏まえた受験戦略については別の記事で解説していますので、受験を検討している方はあわせてお読みください。
ちなみに、横浜市社会人採用(春試験)の倍率・年齢制限については、下記の記事で詳しく解説しています。

【横浜市役所】面接試験の「答え」が、ここにある
横浜市「社会人採用」に毎年合格者を輩出し、3位・4位・7位など1ケタ順位の上位合格者も多数。その合格者たちの準備を支えた横浜市専用の教材を公開しています。
✅面接試験「頻出質問50」模範回答集
1問につき2パターン、合計100の模範回答
✅プレゼン試験・受験生データ(2次試験)
合格者のプレゼンから学べる
✅3次試験(最終面接)受験生データ
過去に聞かれた質問を豊富に収録
何を聞かれ、どう答えれば受かるのか。その答えがここにある。


