今回は、横浜市社会人採用(春試験)の受験資格・年齢制限という内容でお届けします。
横浜市、言わずと知れた人気自治体の1つであります。関東で申し上げますと、特別区と並んで双璧をなすような人気自治体ですね。これを見ている皆さん方も受験してみたいと考えていると思うんですけれども。
一方で初めて受験していく方からすると、「試験制度の内容がどうなっているのかちょっと分からない」そういった声もあろうかと思います。
ですので特に初学の方を念頭に置きながら、横浜市(春試験)について年齢制限・受験資格・試験内容、そして受けやすさ、これらについて皆さん方に分かりやすく解説をしていきたいと思います。
Gravityでは横浜市社会人採用(春試験)において3位合格者を輩出するなど、合格者をきちんと輩出していますので、そこでの知見も踏まえながら皆さん方にご案内していきたいと思います。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。
年齢制限
まずは年齢制限についてご案内していきます。現段階で公表されているものについて申し上げますと、横浜市の春試験は30~40歳の方が受験可能という形になっています。
この30~40歳というのは、年齢制限のレンジとして比較的狭めのものに入るのかなと思います。
例えば他の自治体においては、20代後半~50代後半まで受験できるというようなところもございます。それと比較すると、横浜市の春試験については30~40歳までということになってまいりますので、比較的レンジは狭めなのかなと思います。
受験資格
次に受験資格についてのご案内です。受験資格については皆さんに3つのことを紹介したいと思います。
直近7年で5年以上の職務経験
1つ目が直近7年で5年以上働いていることという点であります。つまり、直近7年で見たときに7年フルで働いている必要はないんだけれども、5年以上は働いてくださいねというような形になっています。
職務経験は通算可能(ただし2年以上の勤務が必要)
2つ目が職務経験は通算可能(ただし2年以上の勤務が必要)であるという点であります。
通算可能ってどういうこと?ということなんですけども。要するに複数の会社の勤務経験を足し合わせて大丈夫ということです。
すなわち先に私は、直近7年で5年以上働いている必要がありますよということを申し上げました。このときにもしかしたら皆さんの中には、自分は転職をしていて1社で5年勤めてないからダメかも…っていう風に勘違いしちゃった方もいると思うんですけども、そういう意味ではございませんで。
例えば皆さん方が、これまで直近7年で2社勤務経験があるとしましょう。1社目で3年間お勤めになって、2社目で2年間勤めていると仮定します。
この場合、1社目で3年間+2社目で2年間ということになりますので、足し合わせると5年間働いているじゃないかということになるわけですね。これが「通算可能」の意味なんですね。
すなわち、足し合わせた上で5年以上働いてるんだったら大丈夫だよ、足し合わせてもオッケーだからねというのがここの本質であります。
ただし注意点としては、通算は可能なんだけれども1社(組織)あたり2年以上働いている必要があるという点であります。
例えば皆さん方の勤務経験が3社あると仮定しましょう。1社目で2年間、2社目で2年間、そして3社目で1年間しか勤務経験がないと仮定します。このとき2年+2年+1年ということですから、足し合わせると5年働いてると思いますよね。
しかし残念ながら、こういう風に通算すなわち足し合わせていく際には、1社あたり2年以上勤めてないと足し合わせることはできないことになってるんですね。
ですので、2年+2年+1年勤務している場合に、一番最後の1年間は当然2年以上働いてないじゃないですか。そのため、この場合は足し合わせることができませんというような形になってくるわけですね。
ですけれども、いずれにしてもここでの強調ポイントは、勤務経験は通算が可能だよというようなところであります。
正規・非正規を問わない
3つ目が正規・非正規を問わないという点であります。
これを見ている方々の中には、正規の仕事についていて働いているという方もいれば、例えばアルバイトをしているとか派遣社員をしているとか、そういう方もたくさんいると思うんですね。
アルバイトや派遣社員をしている人からすると、自分だと受けられないのかな…と思うかもしれないんですけれども、決してそんなことはございませんで。
非正規・非正規の別を問わずに職務経験として算入できるし通算できる。これが横浜市であります。
ですから、例えば皆さん方が今現在非正規の立場でお仕事をしているとしても、横浜市の受験資格をしっかり満たしていますのでぜひ積極的にチャレンジを検討してみるといいと思います。
試験内容
次に試験内容についてご案内していきます。横浜市社会人採用の春試験では3次試験まで受験することになるんですけれども、それぞれ内容に触れていきたいと思います。
まずは第1次試験はSPI3<テストセンター方式>という形になっています。
すなわち、教養試験があるとか論文試験があるとかそういったものではございませんで、民間企業でもおなじみの「SPI試験だけ」が1次試験であります。とっても受けやすいですよね。
第2次試験は「Myストーリープレゼンテーション」となっています。
これについては、例年横浜市から課題が与えられるという形になってまいりますので、具体的にどういったテーマが与えられてきたのか触れていきたいと思います。
「あなたが困難な課題を乗り越えた経験について、どのように行動し、解決に導いたか教えてください。(直近5年程度)」
ということで、皆さん自身がブチ当たってきた困難な課題、こういったものをどういう風に乗り越えてきたのか。まさに皆さん自身の「ストーリー」を語ってくださいねというプレゼン試験になっています。
時間としてはだいたい5分程度のプレゼンテーションですね。プレゼンをした上で、その内容について質疑応答が個別に行われていく形になっています。
そして最後、第3次試験が個別面接です。
ということでまとめますと、1次試験:SPI、2次試験:プレゼンテーション、3次試験:個別面接、以上3段階の試験をクリアすると最終合格という形になります。
受けやすさ
最後に受けやすさについてご案内していきます。これを見ている皆さん方、様々な組織を検討していて、できれば受けやすいところを受けていきたいなという思いもあるかと思います。
ですので参考程度に、私たちプロの目から見て横浜市の春試験受けやすさはどの程度なのか?ここについても触れておきたいと思います。
結論から申し上げますと、「非常に受けやすい」この一言に尽きるかなと思います。
この「受けやすい」といったときに、何との比較で、どの組織との比較で受けやすいと言っているのかご案内していきたいと思うんですけれども。
例えばこれを読んでくださっている皆さん方、少なくない方が神奈川県内に住んでいる方かなと推察いたします。そんな皆さん方にとって横浜市と同じく馴染みのある自治体として、川崎市が挙げられるんじゃないかなと私自身は感じています。
川崎市も横浜市と同様に社会人採用試験を実施しているわけですけれども、川崎市と比較すると横浜市の春試験は非常に受けやすいと私は思います。特にどの観点から申し上げているのかというと、端的に言って筆記試験ですね。
川崎市の経験者採用は筆記試験が横浜同様にあるわけですけれども。ここが教養試験・経験小論文試験と、ガチガチに公務員試験を課される形になっているんですね。すなわち横浜市のように、民間企業でおなじみのSPIといったように、筆記試験のハードルが低めには設定されていないんです。
ですから川崎市を受ける場合には、公務員試験の教養試験対策をしっかりやっていく必要がありますし、そして経験小論文試験ということで当日小論文を書く必要もございます。
その意味でその川崎市と比較したときに、横浜市は1次試験がSPIだけという形になっていますから、多くの社会人にとって非常に受けやすい、ハードルの低い試験ではないかと私は思っています。
ですので、例えば皆さん方が神奈川県内にお住まいとか神奈川沿いの東京に住んでいる場合には、横浜市の春試験は非常に受けやすいと思いますので、私は積極的に受験を検討してみてもいいのではないかと思っています。
ということで、本日は横浜市の春試験について年齢制限・受験資格・試験内容・受けやすさ、この4つについてご案内しました。
次回はこれらの内容を踏まえつつさらに発展的な内容として、横浜市春試験の倍率・難易度・配点を踏まえた受験戦略、このあたりについてもご案内していきたいと思っています。
ですので横浜市の春試験受けてみようかなと検討している方は、ぜひ次の記事も楽しみにしていただければなと思っています。
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