【公務員試験】SPI対策の基本と注意点

今回は、公務員試験 SPI対策の基本と注意点について解説します。

近年、SPIだけで受験できる自治体が徐々に増えてきました。この記事を読んでいる方の中にも、SPI型、いわゆる「対策不要型」の自治体を受けてみようかと考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、いざSPI型を受けるとなると、どのように対策すればよいのか、どこに注意すべきなのか、気になる点も多いはず。

そこで今回は、対策の基本となる考え方と、注意しておきたいポイントをお伝えします。

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【公務員試験】SPI対策の基本と注意点

教養とSPIは同じ?

まず、SPI型での受験を検討している方から非常によくいただく質問が、「教養試験とSPIは同じなのか?」というものです。

「教養試験」とは、一般的に公務員試験で実施されている筆記試験のこと。数的処理や文章理解、一般知識科目などから構成されており、名前くらいは聞いたことがある方も多いでしょう。

では、「SPI」はこれと同じなのか。

結論から申し上げると、重なっている部分はあるものの、SPIでしか出ない論点も確かに存在します。

したがって、これから受けようとしている自治体が第1志望や第2志望など、志望順位の高い自治体である場合には、たとえ教養試験の勉強をしていたとしても、SPIに固有の論点だけは触れておいたほうがよいというのが私の意見です。

一方、SPI型の自治体を受けるとはいえ、あくまで滑り止めで志望度はそれほど高くないという場合はどうでしょうか。この場合は、教養試験の勉強をしていればお釣りがきますので、無理にSPI固有の対策をする必要はありません。

繰り返しになりますが、SPIを実施する自治体の志望度が高いのであれば、固有の論点については対策しておくことをおすすめします。

SPI対策に必要な期間

次に、SPI対策に必要な期間について考えてみましょう。

教養対策してる人

まずは、すでに教養試験対策をしている方です。この方々については、おそらく2週間程度あれば対策は完了すると考えられます。

先ほどご案内したとおり、教養試験とSPIは内容的に重複している部分が多々あります。重複部分を除いて、SPIに固有の論点だけをやり込むのであれば、2週間もあれば十分でしょう。

特に志望度の高い自治体であれば、2週間頑張る価値は間違いなくあります。ひとまずそのくらいの期間を見込んでおくとよいのではないでしょうか。

ゼロベースの人

次に、ゼロベースでSPI対策を始める方です。つまり、教養試験対策をしたことがなく、SPIに触れるのも初めてという方です。

どれくらいの期間を見ておけばよいかは、1日にどれだけ勉強時間を確保できるかに左右されます。それでも、少なくとも1か月程度は見ておきたいというのが私の印象です。

社会人として働いているだけでなく、ご家庭があるなど、プライベートで勉強時間を確保しにくい方もいらっしゃるでしょう。そうした方は、もう少し長めに期間を見ておいたほうが安心です。

ある程度の勉強時間を確保できるのであれば、1か月程度で大枠の対策は完了するものと思われます。

意識すべきこと

続いて、SPI対策を進める上で意識すべきことにも触れておきます。

さまざまな要素が挙げられますが、あえて1つ選ぶなら「スピード」です。

SPIは、教養試験と比べて圧倒的にスピードを求められる試験です。教養試験よりもはるかにテンポよく問題を解いていくことが要求され、ゆっくり解いていては時間が足りません。まずは、1問1問をスピーディーに解く感覚を大事にしてください。

では、どうすればスピードを出せるのか。

答えはいたってシンプルで、SPIの問題に慣れることです。

出題形式や内容への慣れがまったくない状態では、どうしても1問ごとにかなりの時間を取られてしまいます。

一方、「おなじみの問題だ」と感じられる状態まで持っていければ、相当スピーディーに解けるようになるでしょう。問題への慣れこそが、スピードを出す上で最も重要なのです。

では、どうすれば問題に慣れることができるのか。

これもシンプルで、問題演習を重ねることに尽きます。

参考書はどれでも構いませんが、載っている問題は理想的には3周程度解いておきたいところです。

1周目は「こういう論点が出るのか」と知る段階。2周目は「そうそう、この論点があった」と思い出す段階。そして3周目になれば、「おなじみ」の状態に到達できるはずです。

お忙しい社会人の方にとって簡単ではありませんが、3周を目安に演習を重ねることをおすすめします。

志望度が非常に高く、もっと追い込みたいという方は、SPIの無料学習サイトもあわせて活用してみてください。

さらに演習を重ねることで問題への慣れが深まり、慣れが深まることでより速く解けるようになる。この好循環を作ることが大切です。

繰り返しになりますが、SPIは教養試験よりもスピード感を求められる試験。ぜひスピードを意識しながら対策を進めてください。

SPI型の注意点

最後に、SPI型の注意点です。

ぜひ覚えておいていただきたいのは、SPI型の場合には「面接に入ってからが本番」だということ。

ここまで読んで、「SPI型はハードルが低そうだ」と感じた方も多いのではないでしょうか。実際そのとおりで、教養試験対策をしている人でも、ゼロベースの人でも、SPIの対策自体は短期間で終えられます。従来の教養試験や論文試験と比べれば、はるかに気楽に受験できるわけです。

しかし、だからこそ「勉強は苦手だけれど面接は得意」という人たちが大挙して受験してくることになります。

そうなると、勝負の舞台は勉強ではなく面接、すなわち「話せるかどうかの勝負」に移っていくでしょう。

SPI型の自治体は勉強のハードルこそ低いものの、その分、面接に入ってからのハードルは非常に高くなります。

SPI対策をして終わりではなく、「面接からが本番」という意識で面接対策にしっかり取り組む。このマインドセットで試験対策を進めていただければと思います。

ちなみに、新聞を読むべきかどうかについては、下記の記事で詳しく解説しています。

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この記事の筆者
筒井夢人

公務員試験社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。Gravity副代表兼専属講師として、社会人採用の指導を専門的に行っております。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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