本日は、公務員試験の文章理解 英語が苦手な受験生の方へのアドバイスというテーマでお話ししたいと思います。
ここに関しては、私自身が英語に非常に苦手意識を持っていて、当時、教養試験で英語に取り組むべきかどうかを本当に悩みました。そこで今日は、早速、筒井先生にアドバイスをお願いしたいと思います。
なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

では、筒井先生。英語が苦手な受験生は、この点をどのように判断していったらよいでしょうか?

ここについては私なりに見解を2つほどご案内したいと思います。

一つ目は、苦手な場合は英語を捨てるということです。
どういうことかと申しますと、英語で得点を重ねるためには、さまざまな能力が必要になります。たとえば、単語力がまず必要になりますし、熟語力、文法力も求められます。それだけでなく、最終的には長文の読解力も必要になりますよね。
これを、働きながら忙しい社会人がゼロベースから身につけられるかといえば、私は正直、現実的に難しいと思います。
もし皆さんが学生で、時間に余裕があるなら「じゃあちょっと英語も勉強してみようか」という判断もあり得ると思います。ですが、社会人が同じような行動をとれるかといえば、私はどう考えても厳しいと感じます。ですので、英語が苦手なら、思い切って英語を切り捨てることが望ましいのではないかと考えています。これが一つ目ですね。

二つ目は、これを踏まえて、英語以外で得点を稼ぐということです。
どういうことかと申しますと、公務員試験は英語で得点する必要があるわけではなく、全体として一定の点数を取れればいい試験です。つまり、英語を捨てて浮いた時間を使い、たとえば時事問題対策を頑張るとか、社会科学の対策に注力するとか、そういった形で他の科目で点数を取りに行く戦略が可能です。
このような意思決定をすれば、英語が苦手でも全体として必要な得点率をしっかり突破できると思います。実際、「Gravity生」の中にも英語が苦手な方は非常に多いのですが、そういった方々は英語にこだわらず、割り切って他で点を取る戦略を堅持しています。

ですので、皆さんも英語を捨てる代わりに他で拾うというマインドセットを意識してみるとよいと思います。

ここからは、私からもプラスアルファでアドバイスさせていただきたいと思います。
私も10代、20代、30代と公務員試験を受けてきましたが、最初の頃は英語にも力を入れてしまい、結果的に時間をロスした経験があります。その経験を踏まえ、簡単に3つアドバイスをお伝えします。

まず一つ目は、完璧主義にならないということです。
公務員試験の教養試験は、8割や9割、あるいは満点を狙う試験ではありません。ですから、完璧主義に陥らず、捨てるところは捨てるという姿勢が重要です。

そして二つ目は、優先順位をつけるということですね。
やはり皆さんが優先的に取り組むべきは、数的処理や時事問題、社会科学など、得点しやすい科目です。英語が苦手な場合は特に、優先順位を明確にして、優先度が高いものから取り組んでいくことが大切です。

そして三つ目は、捨てる勇気を持つということです。
優先順位をつけても、不安に負けて必要のない英語に取り組んでしまう方は少なくありません。ここは不安に負けず、捨てると決めたら捨てる勇気を持って、自分がやるべきことから取り組んでいってください。
以上を踏まえて、ぜひ今日の内容を参考に、効率的な教養試験対策を進めてみてください。
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