【横浜市社会人採用】プレゼンテーションのポイント|春試験

本日のテーマは横浜市社会人採用 プレゼンテーションのポイントについてです。

横浜市社会人採用試験において、プレゼンテーション試験は大きな割合を占めています。そこで今日は、確実な合格を目指す受験生に向けてプレゼンテーションのポイントを解説します。

なお、下記のYouTube動画でも解説を行っているので、併せてご視聴ください。

奥田恭央
奥田恭央

では早速、実際に横浜市社会人採用に合格している筒井先生にプレゼンテーションのポイントを伺います。

筒井夢人
筒井夢人

私からはプレゼンテーションで意識すべきポイントを二つお伝えします。

筒井夢人
筒井夢人

まず一点目は「内容を絞り込む」ことです。

現在公表されている受験案内によれば、横浜市社会人採用プレゼンテーションのテーマは次のとおりです。

「あなたが困難な課題を乗り越えた経験について、どのように行動し、解決に導いたか教えてください。(直近5年程度のものに限る。)

横浜市職員採用案内HP 受験案内・パンフレットより引用

プレゼンの持ち時間は5分間で、資料の持ち込みも可能とされています。

「5分もあるならかなり話せる」と考えてしまいがちですが、実際には5分は非常に短い時間です。初対面の面接官に自分のストーリーを語るには、情報を徹底的に圧縮する必要があります。

ここでたとえ話として漫画『キングダム』を挙げてみましょう。『キングダム』は(本記事執筆時点において)75巻まで刊行されていますが、仮に「5巻分の紙幅でストーリー全てを説明せよ!」と言われたら皆さんならどうしますか?ちなみに、5巻と言えば王弟・成蟜の反乱をちょうど鎮圧した辺りです。

『キングダム』原泰久/集英社

函谷関や黒羊、朱海平原といった後半の超重要エピソードはいまだ登場しておりませんが、5巻分の紙幅しかない場合、どう考えてもそれらエピソードを詰め込む余裕はありませんよね?つまり、語れる範囲が限られれば、伝えたい内容のほとんどを省くしかないというわけです。

『キングダム』原泰久/集英社

これはプレゼンも同様で、「どれだけ詰め込むか」ではなく「どれだけ絞り込むか」が鍵となります。本当に伝えたい要素に内容を絞り込み、不要な情報は思い切って削ることを徹底してください。

筒井夢人
筒井夢人

二点目は「学びや培った能力に触れる」ことです。

プレゼンテーションは、受験者が横浜市職員として活躍できるかどうかを評価するために行われます。経験談を語るだけで終えると、面接官は「それはわかったが、その経験をどう活かせるの?」と疑問を抱きかねません。

したがって、たとえば最後のスライドで構いませんので、「その経験から何を学んだのか」「その経験でどんな能力を磨いたのか」を必ず盛り込んでください。そうすることで、面接官に「この能力を持つなら横浜市で活躍できそうだ!」というイメージを抱かせることができます。

奥田恭央
奥田恭央

ここからは、昨年 Gravity から3位で合格した受講生の事例を紹介します。

筒井先生の指導を受け、横浜市で3位合格を果たした方のプレゼンテーション資料には、参考になる特徴がありましたので、三点説明します。

奥田恭央
奥田恭央

まず一つ目は、資料を5枚構成にしていたことです。

  1. 1枚目は自己紹介。これまでの経歴や簡単な趣味を記載。

  2. 2枚目は「直面した困難な課題」の説明。

  3. 3枚目はその課題に対して自分が取り組んだことの1つ目。

  4. 4枚目は取り組んだことの2つ目。

  5. 5枚目は、その取組で得た成果と、どのような学び・成長を得たか。

このように1スライド=1メッセージで構成し、内容を過不足なく整理していました。

奥田恭央
奥田恭央

二つ目の特徴は、イラストや写真を多用していたことです。

自己紹介のページには職場や本人の写真を貼り、取組を説明するページでも活動中の写真やフリー素材のイラストを挿入していました。文字だけでなく「見て理解できる」資料にすることで、面接官の負担を軽減しています。

奥田恭央
奥田恭央

三つ目の特徴は、文字数を極力少なくしていたことです。

長い文章はほとんどなく、補足説明があっても70~80文字程度に抑え、基本はキーワード中心です。面接官は多数の受験者を相手にして疲労していますから、文字がぎっしり詰まった資料は敬遠される傾向があります。

以上の事例から、写真やイラストで視覚的に訴え、文字はキーワード中心で簡潔にという方針が、高評価につながるとわかります。

ぜひ本日のポイントを参考に、横浜市対策を引き続き頑張ってください!

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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