【仙台市社会人経験者採用】試験本番の注意点5選|論文試験・教養試験 2024年版

今回は、仙台市社会人経験者採用 試験本番の注意点5選というテーマでお届けしたいと思います。

いよいよ仙台市の本試験が近づいてきたということで、この記事を読んでくださっている皆さん方も緊張が高まってきているかなと思います。

本試験をこれまでに受けた方もいれば、これが初めてという方もいると思いますが、特に今年が初めてという方の場合。試験本番でどういうことを注意しておけばいいのか?どんなところを意識しておけばいいのか?こういうところがちょっと分からないという意見も多かろうと思います。

ですので、今回は特に初学の方を対象に、仙台市社会人経験者採用本試験でここは注意してほしいということを5つほどご案内してまいります。ぜひこの内容を参考にして、本試験頑張ってきてほしいと思います。

①焦りすぎない

1つ目が、教養試験で焦りすぎないということであります。

おそらく今の話を聞いた皆さんが十中八九感じたこととしては、いや当たり前のアドバイスだな!そうお感じになったと思うんですけども。仙台市に限って申し上げれば、このアドバイスはそれなりに意味があるだろうと私は考えています。

まず、仙台市と一般的な市役所ですね。教養試験でどういったところに違いがあるのかと申しますと、仙台市は「一般知能分野」という分野からの出題が少なめなんですよ。

一般知能分野って何ですか?ということなんですけども。端的に申し上げますと、数的処理文章理解のことですね。

例えば一般的な市役所の場合、数的処理と文章理解でどのくらい出題されるのかというと、40問中だいたい24問というのが一般的です。すなわち6割くらいはその分野から出てくる、と。

対して仙台市はどうなのかというと、少なくとも例年の教養試験においては、数的処理で12問、文章理解で9問、合計で21問。すなわち半分くらい、20点ちょっとしか基本的には一般知能分野からの出題がないんですね。

だからなんだよ?という話なんですけども。要するに、時間的に結構ゆとりを持てるということなんですよ。

すでに勉強している方なら分かると思うんですけども、数的処理と文章理解って1問あたり解くのに結構時間がかかるじゃないですか。ですので、仮に数的処理と文章理解の出題が多いということになると、それだけ教養試験を解く時間はすごくタイトになってきますよね。

でも、仙台市の場合には数的処理と文章理解からの出題数がそんなに多くないので、少なくとも他の市役所と比較したときに時間的なゆとりがある、と。だから焦りすぎないでほしいということなんですよ。

やっぱり多くの受験生、特に初学の方は、数的処理にしても文章理解にしても焦って解かなきゃ!と思いがちなんですよね。もちろん私も受験生でしたし、仙台市を受験しておりますので気持ちはよく分かります。

ですけれども、先に申し上げたように仙台市においては、数的処理と文章理解、すなわち一般知能分野からの出題数というのは他よりは少なめという形になっているので、1問1問を他の自治体よりはじっくり解くことができる。こういった特徴があります。

ですので、焦って簡単な問題を見逃しちゃうとか、じっくり解けば解けたはずなのに焦ってイージーなミスをしちゃうとかそういったことのないように、とにかく教養試験では焦りすぎない。これを念頭に置いてほしいと思います。

②選択肢をよく読む

2つ目が、選択肢をよく読むということであります。特にここで強調しておきたいのは、時事問題の選択肢をよく読んでほしいということであります。

まず仙台市の特徴として、他の自治体と比較したときに圧倒的に時事問題の出題数が多いという特徴がございます。例年の傾向を見てまいりますと、全体として10問前後時事問題から出題がある、と。ですので、当然これは得点を重ねていかなくてはならないわけですけれども。

「でも、時事問題って結局知識勝負だから、選択肢をじっくり読んでもあんまり意味ないんじゃないですか?」こういう意見をお持ちの方もいらっしゃると思うんですね。確かにその意見には一理二理あるわけですけれども。

ところが問題によっては、選択肢をじっくり読んでいくとこの選択肢どう考えてもおかしくない?という選択肢もあったりするんですよ。前半部分と後半部分の主張が成り立たないよな?とか。そういったものもあったりするんですね。

何が言いたいのかというと、時事問題だったとしても、問題や選択肢によっては「知識」ではなくて「文章力」によってこれが間違ってるのか正しいのか、ある程度識別ができるということであります。

ですから、特に「時事問題に関してちょっと知識あまり入れられてないな…」という方だったとしても、文章・選択肢をじっくり読むことによって、これはちょっとおかしくない?というのを見抜けることもあります。

ぜひ皆さん方にあっては、パパパッと見ていくというのも大事かもしれませんけれども、うーんと思ったものに関しては選択肢をじっくり読んでみると正解にたどり着ける、あるいは間違った選択肢を排除できることもありますので、時事問題については特に選択肢をじっくり見てほしいと思います。

③知識科目の見切り

3つ目が、知識科目における見切りの重要性についてです。ここで「知識科目」というのは何を指しているのかというと、社会科学時事問題を指しているとお考えください。

社会科学と時事問題って文章理解と数的処理と比較したときに、知識を求められているなという感じがいたしますよね。すなわち知識があれば、どれが正解なのか?どの選択肢が間違いなのか?というのを一瞬で見抜けるんですけれども、何も知識がないということになると残念ながらどれが正解なのかを見抜くのはなかなか難しい。

もちろん時事問題の場合には、先に申し上げたように選択肢をじっくり読むことによって、これはおかしいぞ!というのを消すこともできたりします。

しかし、社会科学の場合には、政治・経済・法律についてピンポイントで知識を要求されることになってくるので、選択肢をじっくり見たからといって正解できるかというとかなり微妙な部分が出てまいります。

ところがですね。私も受験生だったので気持ちは非常によく分かるんですが。受験生の身になってみると、じっくり見ちゃうものなんですよね。知識科目だったとしても、すなわち社会科学だったとしても、じっくり選択肢を見た上で「1が正解かな」「いやそれとも4番かもしれない」こういうのに長々時間を使っちゃうんですよね。

でも、一般知識科目、特に社会科学の場合って、ハッキリ言って知ってるか・知らないかの世界になってきますよね。なのに、じっくり時間をかけて悩んでいても仕方ないじゃないですか。

ということでもありますので、特に社会科学に関しては「ちょっと分からないかも…」となったらある程度の見切りも重要です。うんうん唸ったとしても、残念ながら正解にたどり着ける確率が高まるわけではございません。

それよりは、ある程度スパッと「もうここは4番をマークしよう」とかそういう風に見切りをつけた上で、余った時間を数的処理とか文章理解とかに時間を割いた方が、おそらく得点率は高くなるんじゃないかなと思います。

ということでもありますので、ぜひ皆さん方は、一般知識科目についてはどこかで見切りも重要であることは知っておいてほしいと思います。

④まずは構成を練る

ここまでは、主に教養試験についてのご案内だったわけですけれども。ここからは、論文試験についての注意点に入ってまいります。

4つ目が、まずは構成を練ることであります。仙台市の論文試験については、すでに過去の記事で解説をしているものもございますので、まだ読んでないですという方はぜひそちらもお読みいただければと思いますけれども。

仙台市の論文試験で最も特徴的なのは、何と言いましても「職場事例式問題」であるということですね。

当日、問題用紙を見ていただくと分かるんですけれども。事例のシチュエーションがかなり長めの文章なんですね。しっかりした文章である、と。ですので、まずはそれをじっくり読み込んだ上で書かなくてはいけないんですけども。

かなり多いパターンが、紙を読み終えたらすぐに爆速で書き始める人がいるんですよ。ですけれども、私は基本的にこれはNGであると考えています。

なぜかと申しますと、構成を練ることなく勢いだけで書くことになった論文は、必ずどこかで論理展開がおかしなことになるからです。

それに対して、書き始める前のタイミングで自分なりにしっかりと構成を練った上で書き始めるということになれば、論理構造が途中でおかしなことになる可能性は圧倒的に低くなります。

ですので、時間もタイトだしすぐ書かなきゃ!という思いもあるかもしれませんけれども、絶対に職場事例を読んだ上であらかじめ構成を練った上で書き始めていただきたいと思っています。

繰り返しになりますけれども、受験生の多くは他の受験生が爆速で書き始めていると、自分も早く書かなきゃ!と引っ張られるものですが、それにつられてはいけません。

ぜひ皆さん方にあっては、しっかりと構成を練る時間を確保した上で構造をしっかり作った上で、論文を書き始めていただきたいと思います。

⑤小問1を外さない

5つ目が、小問①を絶対に外さないことであります。例年、仙台市の論文においては、職場事例が与えられた上で小問①・②・③という形で小問が分けられています。

例年のことを申し上げますと、下記のようになります。

①問題点
②問題点を踏まえた改善点
③自分だったらどうするか、自分がこのポジションならどうするか(年によって変動あり)

これらを考えたときに、多くの受験生は小問②の「改善点としてどんなことを書くか」に意識がいきがちなんですけども、それは明らかに間違っています。

なぜかと申しますと、小問②でいかに素晴らしい内容を書いても、そもそも小問①の問題設定が間違っていたら、②と③でどんなイイ内容を書いたとしても方向性がズレたものになってしまうからです。すなわち、回答全体の方向性を決定づけるのは小問①に何を書くかに依存してしまうということなんですね。

ですから、ぜひ皆さん方は小問②と③に何を書くか?というよりも、小問①で適切な問題点を記述できるかどうかに意識を置いてほしいと思います。

繰り返しになりますけれども、小問①で書く内容が論点とズレているものだった場合には、②と③で巻き返しを図ることは基本的にはできませんので、小問①にまずは注力してほしいと思います。

Gravityの本試験講評

以上5つが本試験における注意点だったわけですけれども。最後に、Gravityから皆さん方にご案内がございます。Gravityでは本試験が終了したあとに、今年の本試験の講評動画をお届けしたいと思っています。

すなわち、教養試験の全体的な難易度が昨年と比較してどうなったのか、あるいは論文試験でこういった方向性があり得ただろうというような講評動画をご案内していきたいと思います。

こちらについては、本試験が終了してから5日以内には皆さん方にお届けしたいと思っています。

そして、こちらの講評動画につきましては、Gravityの仙台市公式LINEご登録の方限定で配信を行ってまいります。Gravityの仙台市公式LINEについては下記のリンクからご登録をいただけますので、まだ登録が終わっていない方はぜひ登録をしておいていただければなと思います。

この本試験の講評動画を確認していただけますと、自分はわりと教養試験できたなとか、論文もわりとイイ内容を書けたかもしれない、そういったチェックができようかと思います。

そして、そこである程度これはきっとイイ内容だったなと自信を持つことができれば、おそらく100%の力を持って面接対策に入ることができると思います。

その意味で、自分がどのあたりに位置しているのか?そういったことをチェックするという意味でも、本試験の講評動画をぜひご覧いただきたいと思っていますので、まだ公式LINEにご登録ではない方々は、ぜひ本試験までにご登録いただければなと思います。

本試験で皆さん方が100%の実力を発揮できるようお祈りしておりますので、ぜひ当日は頑張ってきてください!

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この記事の筆者
筒井夢人

社会人採用研究所を運営している筒井夢人と申します。プロ講師として、社会人採用の指導を専門的に行ってきました。なお、自身も社会人採用枠を受験しており、特別区・横浜市・仙台市・国家公務員(係長級)などに最終合格しています。

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